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【通貨】英ポンド週間見通し:もみ合いか、合意なしの離脱回避の可能性残る


■下げ渋り、合意なしのEU離脱も想定内

先週のポンド・円は下げ渋り。英首相と欧州連合(EU)が合意した英国のEU離脱協定案が議会承認を得ることは難しいとの見方は変わっていないが、市場は合意なしのEU離脱の可能性を織り込みつつある。米国金利の先高観は後退し、リスク回避的なポンド売り・米ドル買いはやや一服したことから、ポンドの対円レートは下げ渋る展開となった。先週の取引レンジ:144円52銭-145円84銭。

■もみ合いか、合意なしの離脱回避の可能性残る

今週のポンド・円はもみ合いか。12月11日の議会採決でメイ政権の欧州連合(EU)離脱案が承認される見込みは小さい。ただ、野党・労働党は強硬離脱を回避するための修正案を検討しており、今後の協議次第でポンドを買い戻す動きが広がる可能性は残されている。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・3日:11月製造業PMI(予想:52.0)
・5日:11月サービス業PMI(予想:52.7)

予想レンジ:143円00銭-147円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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