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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:FFRI、サンバイオ、任天堂

FFRI <日足> 「株探」多機能チャートより
■チェンジ <3962>  7,530円  +900 円 (+13.6%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 チェンジ<3962>が大幅高で5連騰、連日の上場来高値更新と気を吐いている。同社はロボティクスを活用した業務自動化プロジェクトなど最新IT技術を駆使した合理化サービスを中心に展開している。28日取引終了後、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの株式を取得し子会社化することを発表した。議決権ベースで60.11%の株式を約48億円で取得する。これを材料視する買いを集めている。

■FFRI <3692>  4,305円  +465 円 (+12.1%)  11:30現在
 FFRI<3692>が大幅続伸。ここサイバーセキュリティー関連株が人気化の流れに乗り上値指向を強めていたが、きょうは一段と上昇スピードを加速させている。28日取引終了後、NTTコミュニケーションズと高度セキュリティー人材を育成する新会社を設立することを発表、これが株価を強く刺激する格好となった。出資比率はNTTコムが60%、同社が40%となる。サイバー攻撃への対応はシステム面だけでなく人材の育成が重要であるとの認識が強まっており、その点で今回の提携はインパクトがある。

■テクノプロH <6028>  5,570円  +480 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 28日、テクノプロ・ホールディングス <6028> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.38%にあたる50万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月29日から19年11月28日まで。

■カチタス <8919>  3,160円  +216 円 (+7.3%)  11:30現在
 カチタス<8919>が大幅に3日続伸。SMBC日興証券は28日、同社株の投資評価を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は4500円とした。同社は、主に地方都市圏で個人向けにリフォームした中古戸建ての再販事業を行っており、販売件数は同業種内トップ。他社に比べ競争力は強く、特に価格優位性が際立っている。同社の中古戸建て市場における地方圏のシェアは高く、今後の潜在的な中古戸建て需要や将来的な空き家増加を踏まえると中長期的な販売戸数の伸長が見込まれる、とみている。19年3月期の連結営業利益は91億7000万円(会社予想85億200万円)、20年3月期の同利益は107億2000万円を予想している。

■乃村工藝社 <9716>  3,055円  +198 円 (+6.9%)  11:30現在
 乃村工藝社 <9716> が8連騰し、連日で上場来高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が28日付で同社の投資判断を「Buy(買い)」、目標株価を3510円に新規設定したことが買い材料視された。リポートでは、2020年の東京五輪開催に向け収益モメンタムは力強く上昇すると指摘。同社は組織・事業所再編による生産効率の向上、人員増強による生産能力の拡大を行い、東京五輪への対応を着実に進めている。また、五輪終了後も膨大な建築物ストックや旺盛な都市再開発など良好な事業環境を追い風に、高い利益水準が続く可能性が高いと考えている。

■サンバイオ <4592>  8,710円  +560 円 (+6.9%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>が反発。11月に入ってから株価水準を大幅に切り上げ、時価総額で東証マザーズ市場1位に躍進しマーケットでも注目を浴びた。前日は小休止したものの、きょうは改めて上値を指向する展開。神経細胞再生薬「SB623」の臨床試験に期待が高まるなか、SB623慢性期脳梗塞プログラム・フェーズ1/2a試験の2年間の追跡結果が米国脳神経外科学会が発行するJournal of Neurosurgery誌に掲載されたことを開示し、これが株価を改めて刺激している。

■ラクス <3923>  2,091円  +111 円 (+5.6%)  11:30現在
 ラクス<3923>が大幅高で6連騰。2000円大台を回復しさらに上値指向を強めている。メール管理の国内最大手で、「メールディーラー」の累計導入社数は既に5000社を突破している。クラウド事業で展開するメール管理や経費精算ソフトが拡大基調にあり、エンジニア派遣事業も好調で時流に乗ったビジネスが収益を押し上げている。19年3月期営業利益は前期比11%増の13億7600万円を予想するが上振れ含みだ。

■任天堂 <7974>  35,060円  +1,560 円 (+4.7%)  11:30現在
 任天堂<7974>が1000円を超える上昇で5連騰。売買代金は2位のソフトバンクグループ<9984>を大きく引き離し断トツとなっている。株価は25日移動平均線を上回り底値離脱が鮮明だ。日米ともに年末商戦突入でゲーム関連株は株価を動意させるものが多い。その筆頭が「ニンテンドースイッチ」を販売する同社株だ。23日のブラックフライデー以降、米国のネット経由の販売でスイッチの売り上げは上位にあり、同社収益への反映が期待できるとの思惑が買いを呼び込んでいる。

■ソフトバンクグループ <9984>  9,588円  +353 円 (+3.8%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が商いを膨らませ4日続伸。全体リスクオン相場に乗っている。先物に空売り筋のショートカバーが入り、裁定買いを通じて現物株市場にも浮揚力が働いており、日経平均寄与度の高い同社株にもその影響が反映されている。12月19日には通信子会社ソフトバンク<9434>が東証に上場、それに先立ち株価の底入れを読んだ個人投資家の買いなどが活発化している。

■コーテクHD <3635>  1,817円  +52 円 (+3.0%)  11:30現在
 28日、コーエーテクモホールディングス <3635> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.65%にあたる82万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月29日から19年2月28日まで。

■SUMCO <3436>  1,745円  +44 円 (+2.6%)  11:30現在
 SUMCO<3436>は4日続伸。同社は28日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、純利益を571億円から576億円(前期比2.1倍)へ上方修正した。28日付で大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>との多結晶シリコンの長期購入契約の早期終了とそれに伴う解約金100億円の支払いを発表した一方、繰延税金資産など105億円の計上を発表しており、これらを考慮したという。なお、売上高は3264億円(同25.2%増)、営業利益は852億円(同2.0倍)の従来予想を据え置いている。

■村田製作所 <6981>  17,035円  +320 円 (+1.9%)  11:30現在
 村田製作所<6981>が続伸、目先底入れの動きを強め前日と合わせ2日間で1000円を超える上昇となった。前日の米株市場では11月に入り大きく売り込まれていたアップルが久々の急反発、3.8%水準を切り上げており、アップルの有力サプライヤーとしてこれまでツレ安を強いられていた村田製も、目先買い安心感が浮上している。主力商品である積層セラミックコンデンサーはiPhone向け以外に電装化の進む自動車向けで高水準の需要を捉えており業績面は良好、19年3月期営業利益は前年同期比7割増の2750億円を計画している。

■オリエンタルランド <4661>  11,170円  +175 円 (+1.6%)  11:30現在
 オリエンタルランド<4661>は3日続伸。同社は28日の取引終了後、東京ディズニーリゾート内に映画「トイ・ストーリー」をテーマにしたディズニーホテルを、2021年度の開業を目指して開発すると発表した。新たに開発するホテルは地上11階、地下1階の構造で、客室数は約600室を予定。外観から中庭にいたるまで、すべておもちゃで作られたようなデザインとし、客室は「トイ・ストーリー」のアンディの部屋を思わせるインテリアで、カラフルな家具が並ぶ予定という。同社では、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーにおいて、それぞれ20年春と22年度に新エリアの開業を予定しており、これに対応する。なお、投資金額は約315億円としている。

■長瀬産業 <8012>  1,651円  +21 円 (+1.3%)  11:30現在
 28日、長瀬産業 <8012> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.0%にあたる120万株(金額で19億5600万円)を上限に、11月29日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■トヨタ自動車 <7203>  6,896円  +30 円 (+0.4%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>は反発も上値の重い展開。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が揃って大幅高、このリスクオンの流れを受け日経平均は大幅続伸となっているが、今週末にアルゼンチンでのG20を控え、自動車の関税引き上げを巡る米国との通商摩擦の思惑が買い手控え材料となっている。足もと外国為替市場で1ドル=113円台半ばの推移と円安一服となっていることもマイナスに働いている。

●ストップ高銘柄
 3DM <7777>  500円  +80 円 (+19.1%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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