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【材料】リクルートHDが反発、人材関連ビジネス好調で3000円大台復帰にらむ

リクルート <日足> 「株探」多機能チャートより
 リクルートホールディングス<6098>が3日ぶり反発、4%近い上昇をみせ3000円大台復帰を視野に入れている。安倍政権では人手不足問題を背景に外国人労働者の受け入れ拡大に前向きに取り組んでいる。人材関連ビジネス最大手の同社はこうした政策的な流れにも対応しやすい。業績面では海外展開を加速させるなか、米国を主力とする求人検索サイト「インディード」が求人広告収入増加を背景に前年実績と比較して売り上げを大きく伸ばしており、収益への貢献度が高まっている。求人関連以外では美容予約サイトなど生活関連サイトが好調を維持。また、今後は改正労働者派遣法に絡み派遣社員の正社員転換の動きが活発化すると予想されており、派遣単価の上昇が今後の同社の収益に追い風となるとの見方も出ている。19年3月期は営業利益段階で2100億円と前期比2ケタ近い成長が見込まれているが、保守的で上方修正期待が根強い。また20年3月期についても、「インディードを牽引役に増益基調が続く」(国内中堅証券)とみられている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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