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【経済】2019年の世界経済見通しは不透明


 20日のニューヨーク市場では、米国株式が大幅続落。原油先物も大幅安となったが、米国10年債利回りは下げ渋っており、株安・債券高の相場展開とはならなかった。欧州通貨や資源国通貨に対するドル買いも観測されており、ドルへの一極集中的な相場展開となった。米国金利の先高観は後退しており、一部でドル上昇に対する懐疑的な見方も浮上していたが、ドルは底堅い動きを見せている。

 市場関係者の間で2019年の世界経済は予想以上に減速するとの思惑が広がっているようだが、一部の関係者は「世界経済の先行きが不透明であることから、リスク資産を一定の水準まで圧縮する動きが一時的に広がることは不思議ではない」と指摘しており、ドルが高く、株式や商品が安い状態がもう少し続く可能性があると見ているようだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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