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【材料】Jトラスト---2Q増収ながら、貸倒引当金の繰入れ等により減益

Jトラスト <日足> 「株探」多機能チャートより

Jトラスト<8508>は13日、2019年3月期第2四半期累計(18年4月-9月)の連結決算(IFRS)を発表した。営業収益が前年同期比5.6%増の365.75億円、営業利益が同99.4%減の0.25億円、税引前利益が同71.3%減の11.60億円、四半期損失が23.66億円(前年同期は23.22億円の利益)、親会社所有者に帰属する四半期損失が21.82億円(同22.69億円の利益)となった。

日本金融事業の営業収益は、債務保証残高、商業手形、買取債権残高はそれぞれ増加したが、割賦立替金残高、営業貸付金は減少した。その結果、セグメントの営業収益は前年同期比1.5%減の49.05億円となった。セグメント利益は買取債権の将来キャッシュ・フローの見直しに伴い貸倒引当金の繰入れを行ったこと等により同13.6%減の21.51億円となった。

韓国及びモンゴル金融事業の営業収益は順調に利息収益が増加したことから同16.1%増の202.48億円となったが、セグメント利益はIFRS第9号の適用に伴い貸倒引当金の繰入れが増加したこと等により同2.0%減の24億円となった。

東南アジア金融事業の営業収益は、Jトラスト銀行インドネシアにおいて銀行業における貸出金が減少、買取債権残高も減少したことから、営業収益は前年同期比14.1%減の62.61億円となった。セグメント損失はIFRS第9号の適用に伴い貸倒引当金の繰入れが増加したこと等により24.18億円(前年同期は2.56億円の損失)となった。

2019年3月期通期の連結業績予想については、営業収益が前期比9.3%増の833.78億円、営業利益が同200.3%増の70.73億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が53.18億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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