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【市況】15日の株式相場見通し=材料不足で買い手控え姿勢、連日の米株安も重荷に

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料不足の市場環境のなか、売り買いともに手控え姿勢が強まりそうだ。4~9月期決算や19年3月期業績見通しの発表が一巡したことで、海外株式相場や外国為替市場など外部要因への依存度が高まりそうだ。また、前日の米株式市場で、NYダウ平均株価が4日続落となったことも重荷となりそうだ。15日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=113円60銭を挟む水準での推移となっている。

 14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比205.99ドル安の2万5080.50ドルと4日続落した。朝方はリバウンド狙いの買いが入り、NYダウは200ドル強の上昇で始まった。ただ、中国景気などへの不安感は強く、買い一巡後は下げに転じ一時、350ドル超の下落となる場面があった。アナリストの目標株価引き下げを受けアップルが安く、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックスが値を下げた。JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスも安い。マイクロソフトやシスコシステムズも軟調だった。半面、ダウ・デュポンやベライゾン・コミュニケーションズ、ディズニーが高い。原油価格の反発を受けシェブロンも値を上げた。ナスダック総合株価指数は、同64.482ポイント安の7136.393と反落した。

 日程面では、10月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、東アジア首脳会議、米10月の小売売上高・輸出入物価指数、欧州10月の新車販売が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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