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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 JMC、オイシックス、東京精 (13日大引け後 発表分)

JMC <日足> 「株探」多機能チャートより

 13日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 JMC <5704> [東証M]  ★1-9月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過
 ◆18年12月期第3四半期累計(1-9月)の経常損益(非連結)は3億1900万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)に浮上して着地。鋳造事業で自動車EV化による新規部品開発案件や難易度の高い重要保安部品の試作案件などの受注が大きく伸びた。また、医療分野を中心に3Dプリンター出力案件が増加したほか、産業用CTを使った検査・測定サービスも好調だった。
  通期計画の2億6100万円をすでに22.2%も上回っており、業績上振れが期待される。

 オイシックス <3182> [東証M]  ★上期営業が4.7倍増益で着地
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結営業利益は前年同期比4.7倍の11.1億円に急拡大して着地。主力のオイシックスで定期食材宅配サービスの会員数が2ケタ増加したうえ、原価率の改善や購買単価の上昇で採算も改善したことが寄与。2月に買収した、らでぃっしゅぼーやの業績上積みも収益を押し上げた。
  通期計画の18億円に対する進捗率は61.9%に達しており、業績上振れが期待される。

 クリヤマHD <3355> [東証2]  ★1-9月期経常は28%増益、配当増額と株式分割も発表
 ◆18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比28.1%増の23.3億円に伸びて着地。農機・建機メーカー向けに排ガス規制に対応する尿素SCRセンサーの販売が好調だったことが寄与。円安による為替差損益の好転も大幅増益に貢献した。
  通期計画の28億円に対する進捗率は83.5%に達しており、業績上振れが期待される。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の36円→38円(前期は36円)に増額修正した。
  併せて、12月末現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。

 RSテクノ <3445>   ★今期経常最高益予想を49%上乗せ、5円増配へ
 ◆18年12月期の連結経常利益従来予想の38.9億円→58.1億円に49.1%上方修正。増益率が20.9%増→80.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新規参入した中国プライムウエハー事業の業績が好調で、売上高が計画を21.6%も上回ることが利益を押し上げる。
  併せて、従来未定としていた期末一括配当は10円(前期は5円)実施する方針とした。

 ソディック <6143>   ★今期経常を25%上方修正・13期ぶり最高益更新へ
 ◆18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は80.8億円で着地。自動車や半導体関連を中心に工作機械の販売が好調だったことが寄与。生産性の向上による採算改善も利益拡大に貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の80億円→100億円に25.0%上方修正し、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  予想PERが7.1倍→5.9倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 ユニバンス <7254> [東証2]  ★今期経常を29%上方修正、配当も2円増額
 ◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の8.5億円→11億円に29.4%上方修正。増益率が64.1%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。国内とタイで駆動系伝達機構や減速機ユニットなどユニット製品の販売が想定より伸びることが寄与。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の6円→8円(前期は6円)に大幅増額修正した。
  予想PERが9.3倍→7.0倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 東京精密 <7729>   ★今期経常最高益予想をを8%上乗せ、配当も4円増額
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比19.1%増の107億円と、従来の6.0%減益予想から一転増益で着地。メモリー関連などの投資拡大を背景に、半導体製造装置の販売が大きく伸びたほか、計測機器も自動車関連や工作機械向けに好調だった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の175億円→189億円に8.0%上方修正。増益率が1.1%増→9.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の114円→118円(前期は92円)に増額修正した。予想PERが9.1倍→8.5倍に低下し、割安感が強まった。

 ファイバーG <9450> [東証M]  ★7-9月期(1Q)経常は2.9億円で着地
 ◆19年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は2.9億円で着地。レジデンスWi-Fi事業で小規模賃貸住宅向けのサービス導入件数が拡大したうえ、フリーWi-Fi事業では訪日客増加や五輪開催を背景としたWi-Fiスポット整備ニーズを取り込んだ。レジデンス部門で好採算案件の納品が集中したことに加え、業務効率化による生産性の向上も利益を押し上げた。
  通期計画の6億円に対する進捗率は49.5%に達しており、業績上振れが期待される。

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