【通貨】豪ドル週間見通し:やや強含みか、10月雇用統計の発表に注目
■堅調推移、中国首脳発言や豪成長見通し引き上げを好感
先週の豪ドル・円は堅調推移。中国の習国家主席が輸入関税をさらに引き下げると表明し、王副主席が「貿易戦争で米国と対話する用意」と述べたことが材料視された。また、豪準備銀行(中央銀行)が声明で今年と来年の成長見通しを引き上げたことが好感され、豪ドル買いが優勢になった。取引レンジ:81円25銭-83円05銭。
■やや強含みか、10月雇用統計の発表に注目
今週の豪ドル・円はやや強含みか。今月末開催となるG20首脳会議での米中首脳会談への期待が根強いことから、豪ドル売りの圧力は弱まる見込み。経済指標では10月雇用統計が注目される。失業率の低下、正規雇用者数の増加は豪ドル買い材料となる。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・15日:10月雇用統計(9月:失業率5.0%、雇用者数増減+0.56万人)
予想レンジ:81円00銭-84円00銭
《FA》
提供:フィスコ