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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 YKT、PS三菱、アドウェイズ (2日大引け後 発表分)

YKT <日足> 「株探」多機能チャートより

 2日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 YKT <2693> [JQ]  ★今期経常を23%上方修正
 ◆18年12月期の連結経常利益を従来予想の3.9億円→4.8億円に23.1%上方修正。増益率が69.6%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。スマートフォンや自動車関連を中心とした旺盛な設備投資需要を背景に、電子部品実装機など電子機器の販売が想定より伸びることが寄与。第3四半期累計(1-9月)実績が修正した通期計画に対して進捗率が97.3%に達しており、さらなる上振れも期待される。

 PS三菱 <1871>   ★上期経常を2.9倍上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5.6億円→16億円に2.9倍上方修正。減益率が76.7%減→33.4%減に縮小する見通しとなった。手持ち工事の進捗が計画を下回ったものの、土木工事の採算改善が利益を大きく押し上げた。

 ヒューマン <2415> [JQ]  ★上期経常を81%上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.7億円→8.6億円に81.5%上方修正。減益率が53.8%減→16.2%減に縮小する見通しとなった。幅広い業種で人材需要が高まるなか、人材派遣の受注が好調だったことが寄与。介護事業で適正人員の配置によるサービス最適化が進み、採算が向上したことも上振れに貢献した。

 アドウェイズ <2489> [東証M]  ★今期経常を一転39%増益に上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比32.6%増の5.2億円に拡大して着地。スマートフォン向け広告で配信自動入札の新サービスが拡大したほか、PC向けも成果報酬型広告が伸びたことが寄与。販管費を抑制したことも大幅増益に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の5億円→8億円に60.0%上方修正。従来の13.0%減益予想から一転して39.1%増益見通しとなった。

 NDソフト <3794> [東証2]  ★上期経常を一転19%増益に上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.9億円→6.6億円に66.7%上方修正。従来の28.6%減益予想から一転して19.0%増益見通しとなった。介護・福祉支援ソフト「ほのぼのNEXT」の更新需要が想定を上回ったことに加え、ソフト受託開発で社会インフラ分野の受注が伸びたことが収益を押し上げた。

 タクミナ <6322> [東証2]  ★今期経常を最高益に27%上方修正、配当も5円増額
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比88.4%増の6.3億円に拡大して着地。電子材料向け高精密ダイヤフラムポンプを中心とした定量ポンプの高付加価値品の販売が大きく伸びたことが寄与。
  併せて、通期の同利益を従来予想の9.6億円→12.2億円に27.1%上方修正。増益率が4.6%増→32.9%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の35円→40円(前期は35円)に増額修正した。

 東亜バル <6466> [東証2]  ★前期経常を一転2倍増益に上方修正、配当も5円増額
 ◆18年9月期の連結経常利益を従来予想の1.9億円→5.8億円に3.1倍上方修正。従来の33.8%減益予想から一転して2.0倍増益見通しとなった。前期業績の上方修正は9月に続き、2回目。受注を計画していた大型案件の商談進捗が遅れ、受注決定に伴い計上する予定だった受注損失引当金が発生しなかったことが上振れの主因。
  業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の30円→35円(前の期は30円)に増額修正した。

 LTS <6560> [東証M]  ★今期経常最高益予想を18%上乗せ
 ◆18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比51.7%増の2.2億円に拡大して着地。主力のプロフェッショナルサービス事業でデータ分析やRPA(業務自動化)導入支援などデジタル活用サービスの受注が伸びたことが寄与。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の2.2億円→2.6億円に17.5%上方修正。増益率が31.0%増→54.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 アイコム <6820>   ★上期経常を64%上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の3.6億円の黒字→5.9億円の黒字(前年同期は1.3億円の赤字)に63.9%上方修正。主力の無線機で好採算品の販売が伸びたことが寄与。円安による為替差益の増加も利益を押し上げた。

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