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【材料】八千代工が一時S安、19年3月期業績予想を下方修正し配当も16円減額へ

八千代工 <日足> 「株探」多機能チャートより
 八千代工業<7298>が急落して一時ストップ安の748円に売られ、年初来安値を更新している。10月31日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を1630億円から1610億円(前期比2.8%減)へ、営業利益を94億円から13億円(同86.1%減)へ、最終損益を50億円の黒字から39億円の赤字(前期47億9600万円の黒字)へ下方修正したことが売り材料視されている。

 メキシコで発生した水害による主要顧客の生産休止の影響や、他地域の生産変化に伴う受注の減少で売上高が計画を下回る見通し。また、米子会社ユー エス ヤチヨにおいて、生産安定化対応の継続にかかる追加費用や他拠点からの製品補完費用を計上したことに加えて、一部の燃料タンクの不具合によるリコール関連費用を計上したことなども響くとしている。

 また、業績予想の修正に伴い、従来は中間・期末各16円を予定していた配当予想について、中間・期末各8円にするとあわせて発表しており、これも嫌気されている。年間配当は16円(従来予想32円)となり、前期実績に対して16円の減配になる見通しだ。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高798億3100万円(前年同期比1.1%増)、営業損益4億1400万円の赤字(前年同期52億9100万円の黒字)、最終損益25億6700万円の赤字(同29億5200万円の黒字)だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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