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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 Vコマース、信越化、日本光電 (26日大引け後 発表分)

Vコマース <日足> 「株探」多機能チャートより

 26日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 Vコマース <2491>   ★1-9月期(3Q累計)経常が79%増益で着地
 ◆18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比79.1%増の26.7億円に拡大して着地。「Yahoo!ショッピング」出店者向けCRM(顧客管理)ツールの導入が拡大したことが寄与。成果報酬型広告やクリック課金型広告の売り上げが増加したことも収益を押し上げた。
  通期計画の32.5億円に対する進捗率は82.2%に達しており、業績上振れが期待される。

 日特建 <1929>   ★上期経常を2.2倍上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5億円→10.9億円に2.2倍上方修正。減益率が55.7%減→3.5%減に縮小する見通しとなった。手持ち工事が順調に進むなか、工事採算の改善や管理費の削減などが利益を押し上げた。

 信越化 <4063>   ★今期経常最高益予想を8%上乗せ、配当も20円増額
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比35.5%増の2171億円に拡大して着地。旺盛な半導体需要を背景に半導体シリコンの販売が増加したうえ、値上げ効果も収益を押し上げた。塩化ビニールや苛性ソーダは米国で高水準な出荷が続いたうえ、欧州向けも伸びた。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の3700億円→4000億円に8.1%上方修正。増益率が8.7%増→17.5%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、今期の年間配当を従来計画の180円→200円(前期は140円)に増額修正した。

 サイボウズ <4776>   ★今期経常を一転増益・13期ぶり最高益に上方修正
 ◆18年12月期の連結経常利益を従来予想の6億5000万円(予想レンジ中値)→9億2500万円(同)に42.3%上方修正。従来の20.8%減益予想から一転して12.7%増益を見込み、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。グループウェア「cybozu.com」上で提供するクラウドサービスの売上増加が上振れの要因となる。

 日本光電 <6849>   ★上期経常を一転40%増益に上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の31億円→52億円に67.7%上方修正。従来の16.7%減益予想から一転して39.7%増益見通しとなった。欧州やアフリカ向け医用電子機器の販売不振で売上高は計画を下回ったものの、販管費の一部が下期へずれ込んだことに加え、円安による採算改善や為替差益の発生が利益を押し上げた。

 幸楽苑HD <7554>   ★今期経常を91%上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常損益は9.3億円の黒字(前年同期は1.8億円の赤字)に浮上し、従来予想の4億円の黒字を上回って着地。品質向上やマーケティング戦略の転換が奏功し、既存店売上高が計画を5.1ポイント上回ったことが寄与。無料クーポン券配布の見直しに加え、製造コストや人件費の削減も上振れに貢献した。また、業績と財務の改善を踏まえ「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を解消した。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の5.8億円→11.1億円に90.6%上方修正。

 Uアローズ <7606>   ★上期経常を40%上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の22.3億円→31.2億円に40.0%上方修正。減益率が28.6%減→横ばいに縮小する見通しとなった。主力ブランド「ユナイテッドアローズ」を中心に既存店売上高が好調に推移するなか、値引きロスの抑制や宣伝販促費の減少、固定費の期ずれなどが寄与し、採算が大きく改善した。

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