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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:アサヒHD、日立ハイテク、タカラトミー

アサヒHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■アサヒホールディングス <5857>  2,307円  +400 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 アサヒホールディングス <5857> がストップ高。25日大引け後、19年3月期の年間配当を従来計画の74円→120円(前期は63円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。配当性向を連結最終利益の30%以上から50%以上をメドに引き上げ、株主への利益還元を増やす。前日終値ベースの年間配当利回りは6.29%に急上昇した。併せて発表した上期(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比4.3%増の64.8億円に伸びて着地。貴金属リサイクル分野、製錬分野がともに伸びた主力の貴金属事業が収益を牽引した。

■オイシックス・ラ・大地 <3182>  1,764円  +188 円 (+11.9%)  11:30現在
 オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]が急騰。25日大引け後、19年3月期の連結最終利益を従来予想の9億円→15億円に66.7%上方修正。増益率が3.8倍→6.3倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力の食材宅配事業オイシックスで定期会員数が想定を上回るペースで増加していることが寄与。昨年2月に買収した らでぃっしゅぼーやの収益改善に加え、税金費用が減少することも最終利益を押し上げる。

■日本トリム <6788>  5,520円  +490 円 (+9.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 日本トリム <6788> が急反発。25日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比24.3%増の13.3億円と、従来の2.8%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。電解水素水整水器の直販部門が好調で、昨年9月に販売開始した新製品の生産数が増加し、原価率が大幅に改善したことが上振れの要因となった。併せて、通期の同利益を従来予想の20.3億円→23.4億円(前期は16.8億円)に15.5%上方修正し、増益率が20.8%増→39.5%増に拡大する見通しとなった。

■ダイワボウ <3107>  6,700円  +540 円 (+8.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 ダイワボウホールディングス <3107> が急伸。25日大引け後、19年3月期上期の連結経常利益を従来予想の57億円→82億円に43.9%上方修正。増益率が8.5%増→56.1%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。企業の旺盛なIT投資意欲や20年1月に控えたWindows7サポート終了に伴う更新需要を背景に、パソコン本体や周辺機器、ソフトウェアなどの受注が想定以上に伸びたことが寄与。なお、通期の経常利益は従来予想の165億円(前期は142億円)を据え置いた。

■日立ハイテクノロジーズ <8036>  3,725円  +290 円 (+8.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 日立ハイテクノロジーズ <8036> が急反発。同社は25日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益が前年同期比25.6%増の342億円に伸び、従来計画の310億円を上回って着地したことが買い材料視された。医用分析装置が中国を中心としたアジア向けに需要が拡大したほか、顧客とのサプライチェーンにおける在庫調整が終了したことで大幅に増加した。また、次世代先端プロセス投資とメモリー量産投資向けに、半導体プロセス製造装置や評価装置の販売も拡大した。

■タカラトミー <7867>  1,235円  +73 円 (+6.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 タカラトミー <7867> が急反発。26日朝、19年3月期の連結経常利益を従来予想の95億円→135億円に42.1%上方修正。従来の23.5%減益予想から一転して8.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。上期に定番商品の「リカちゃん」「プラレール」関連商品やトレーディングカードゲーム、次世代ベーゴマの販売が好調だったほか、人気商品となったサプライズドール「L.O.L. サプライズ!」をはじめとしたガールズ関連商品も大きく伸びたことが寄与。上期業績の上振れと足もとの好調な販売動向を踏まえ、通期上方修正に踏み切った。

■三菱鉛筆 <7976>  1,848円  +66 円 (+3.7%)  11:30現在
 三菱鉛筆<7976>が急反発。25日の取引終了後、自社株の取得を発表したことが好感されている。100万株(発行済み株式数の1.66%)、20億円を上限としており、取得期間は10月29日から19年3月22日まで。また、同社が発表した18年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算は、売上高が452億6200万円(前年同期比7.9%減)、営業利益が64億4700万円(同24.3%減)、最終利益が43億6500万円(同30.0%減)だった。

■サインポスト <3996>  4,330円  +130 円 (+3.1%)  11:30現在
 サインポスト<3996>が急反発。岩井コスモ証券は25日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は6000円としている。同社は金融機関向けを主力とするIT関連のコンサルティング会社。人工知能(AI)を活用するキャッシュレス決済対応の無人レジで有力製品を開発している点に注目している。小売り店舗で無人レジを導入する動きが増えていることや、政府がキャッシュレス決済を推進していることが追い風に働く。来期以降は無人レジの導入が進みそうであり、成長ステージが変わる可能性があるとみている。同証券では、19年2月期の連結営業利益は会社予想と同水準の4億100万円(前期比8%増)だが、20年2月期は今期推定比50%増の6億円を見込んでいる。

■FDK <6955>  1,102円  +30 円 (+2.8%)  11:30現在
 FDK <6955> [東証2]が高い。25日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比158倍の6億3100万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。コイルデバイスや液晶ディスプレー用信号処理モジュール、アルカリ乾電池の販売が伸び、増収を確保した。コスト削減に加え、円安進行で為替差益が急増したことも利益を大きく押し上げた。通期計画の2億円をすでに3.2倍も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■システナ <2317>  1,452円  +39 円 (+2.8%)  11:30現在
 システナ <2317> が反発。25日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比44.4%増の31.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。車載システムやECサイト開発などのネットビジネス、ロボット・AI・IoT関連の受注が増加したほか、業務システムの引き合いも旺盛で、ソリューションデザイン事業の収益が拡大したことが寄与。

■日立製作所 <6501>  3,244円  +56 円 (+1.8%)  11:30現在
 日立製作所<6501>は7日ぶりに反発している。26日付の日本経済新聞朝刊で「カーナビゲーションシステムなどを手がける子会社のクラリオンを売却する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。日立は18年3月末時点でクラリオン<6796>株の63.5%を保有しているが、記事によると、仏自動車部品大手のフォルシアによるTOBに応じる形で50%超を800億円前後で譲渡するという。報道に対して日立は、「当社が発表したものではない。公開買い付けに関する提案を受けているが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表している。

■ベル24HD <6183>  1,515円  +26 円 (+1.8%)  11:30現在
 ベルシステム24ホールディングス<6183>が反発している。SMBC日興証券が25日付で、目標株価を2200円から2100円に引き下げたものの、投資評価「1」を継続。第2四半期決算以降の株価下落は過剰反応として、押し目買いの好機と評価している。同証券によると、株価下落は第2四半期売り上げ伸び率の鈍化、下期増益率低下懸念などを理由とみているが、第2四半期の売り上げ伸び率が鈍化してみえた一因は一部顧客での売り上げ計上方法変更による影響もあり、実態としては堅調との印象と評価。また、下期増益率低下懸念については、第3四半期は前年同期の選挙スポット案件の反動減であり、第4四半期は新人事制度導入に伴う人件費増で見た目の増益率は上期比では減速するが、期初計画段階から既に織り込まれているテクニカル要因でモメンタム減速を示すものではないと指摘。将来に向けての投資を行いながらの中期的な2ケタ成長ストーリーに変化はないとし、足もとの株価調整は中期投資の観点では押し目買いの好機であろうとしている。

■ぐるなび <2440>  906円  +14 円 (+1.6%)  11:30現在
 ぐるなび <2440> が反発。25日大引け後、19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7億円→10億円に42.9%上方修正。減益率が75.3%減→64.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。上期業績の上方修正は7月に続き、2回目。人員再配置による増員抑制や業務委託の削減、システム運用の効率化などが進み、採算が改善したことが寄与。なお、通期の経常利益は従来予想の13億円(前期は48億円)を据え置いた。

■石油資源開発 <1662>  2,354円  +18 円 (+0.8%)  11:30現在
 石油資源開発<1662>やJXTGホールディングス<5020>など資源関連株が高い。26日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近12月物が前日比0.51ドル高の1バレル67.33ドルに上昇した。NYダウの上昇でリスク回避姿勢が後退したほか、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国は、原油在庫が増加するなか再度、減産する可能性も示唆したことなどが好感された。この日は、石油価格の上昇を受け、資源関連株に買いが流入している。

■日本M&Aセンター <2127>  2,829円  +18 円 (+0.6%)  11:30現在
 日本M&Aセンター<2127>は反発している。25日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が130億円から143億7000万円(前年同期比6.1%増)へ、営業利益が62億5000万円から69億4000万円(同2.7%減)へ、純利益が42億3000万円から50億2000万円(同2.0%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。第2四半期に四半期単位として過去最多の212件(譲渡・譲受は別カウント)のM&A仲介を成約し、上期の成約件数が385件と半期としても過去最多の案件成約となったことが寄与した。

●ストップ高銘柄
 地域新聞社 <2164>  4,050円  +700 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 エムティジェネックス <9820>  11,920円  -3,000 円 (-20.1%) ストップ安   11:30現在
 ソフバンテク <4726>  2,080円  -500 円 (-19.4%) ストップ安   11:30現在
 島精機製作所 <6222>  3,025円  -700 円 (-18.8%) ストップ安   11:30現在
 ブロッコリー <2706>  2,232円  -500 円 (-18.3%) ストップ安   11:30現在
 エスポア <3260>  740円  -150 円 (-16.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、6銘柄

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