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【材料】<動意株・24日>(大引け)=シリコンスタジオ、ネクステージ、富士フイルムHDなど

 シリコンスタジオ<3907>=後場ストップ高。同社は前引け後に、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するAWS Partner Network(APN)のスタンダードテクノロジーパートナーに認定されたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同社では今回の認定を受けて、今後は、ゲーム&エンターテインメント業界で培ってきたノウハウと技術を生かして、幅広い業種・業界向けにAWSベースのオンラインソリューションを提供していくとしている。

 ネクステージ<3186>=大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で、投資判断「バイ」、目標株価1300円を再強調したことが好材料視されているようだ。中古車小売市場における寡占化や、台粗利改善と大型総合店出店拡大により大手同業他社に比べて高い増益率を予想しており、18年11月期営業利益45億円(会社予想38億円)、19年11月期同60億円、20年11月期同77億円を予想。第2四半期(3~5月)および第3四半期(6~8月)の利益成長鈍化に対して、第4四半期からの高成長回帰を織り込む好機としている。

 富士フイルムホールディングス<4901>=切り返し5000円台を回復。インスタントカメラ「チェキ」が欧米でヒットしており収益に寄与、19年3月期営業利益は前期比53%増と急回復を見込んでいる。また、同社が培ってきた光学技術や最先端の画像処理技術を結集して、監視カメラ市場への新規参入を表明しており、大きな商機につながるとの見方が買いを誘導している。前日にはマシンビジョンカメラ用レンズの超高解像モデル「FUJINON CF-ZA-1S シリーズ」を2019年2月から発売予定にあることを発表、これも株価の刺激材料となった。

 古河電池<6937>=3日ぶり急反発。同社は23日取引終了後、19年3月期の第2四半期(4~6月)連結業績予想の修正を発表した。売上高を290億円から281億8000万円(前年同期比7.4%増)へ減額する一方で、最終利益を2億円から3億3000万円(同32.5%増)へ上方修正しており、株価は最終利益上乗せを評価する買いが優勢となった。売上高は、自動車用電池の国内は好調だったが、海外や産業用電池が低調だったことにより当初見通しを下回る。しかし、受取配当金が増えたことや支払利息が減少したことが利益を押し上げている。株価はテクニカル的にも底値圏で株価指標面でもPER12倍台と割安感があり、目先リバウンド狙いの買いを誘っている。

 OKI<6703>=急反発。同社は23日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、営業損益が30億円の赤字から8億円の黒字(前年同期41億2500万円の赤字)へ、最終損益を60億円の赤字から25億円の赤字(同45億8100万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。売上高は従来予想の1960億円に対して1935億円(同0.2%減)とやや下振れて着地したものの、プリンター事業で構造改革を中心に収益が改善したことに加えて、情報通信事業の売り上げ案件の構成差が改善したことなどが寄与し損益を改善させた。

 東京製鉄<5423>=5日ぶりに急反騰。同社は23日の引け後に決算発表を行い、19年3月通期の利益予想の増額修正を発表したことが好感された。今期の売上高は2060億円(前期比26%増)で据え置かれたが、営業利益は120億円から130億円(同24%増)、純利益は110億円から120億円(同6%増)に増額された。中国の輸出減少で海外市況が好転したことなどが利益の押し上げ要因に働く。SMBC日興証券では23日、同社の決算に関して「増産効果があり懸念していたほど悪くない」と指摘。投資評価は「1」で目標株価は1160円としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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