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【市況】東京株式(大引け)=82円高、中国・上海株の大幅続伸受け朝安後に切り返す

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け22日の東京株式市場は朝方に日経平均が安く始まったものの、その後は戻り足となった。中国株をはじめアジア株上昇を背景に後場はプラス圏で推移した。

 大引けの日経平均株価は前週末日比82円74銭高の2万2614円82銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は11億3506万株、売買代金概算は2兆1009億1000万円。値上がり銘柄数は1216、値下がり銘柄数は792、変わらずは100銘柄だった。

 前週末の米国株市場ではNYダウが高く引けたものの不安定な動きで、ナスダック指数は3日続落となり、東京市場でも朝方はリスクオフムードが強かった。しかし、9時半ごろを境に日経平均は下げ渋る動きをみせ、中国・上海株市場が前週末に続き買い優勢の流れとなったのを横目に、徐々に切り返す動きを強めた。後場寄りには日銀によるETF買いの観測も追い風にプラス圏に浮上、その後も米株価指数先物の強調展開を背景に、東京市場でも先物を絡めた買い戻しが優勢となり、日経平均はプラス圏で売り物をこなし切った。業種別には食料品や水産などのディフェンシブセクターが堅調、半導体関連株にも強い動きをみせるものが多かった。全体売買代金は2兆1000億円にとどまり、9月10日以来の低い水準だった。

 個別では、資生堂<4911>が高く、ファーストリテイリング<9983>も堅調。東京エレクトロン<8035>、安川電機<6506>なども買いが優勢だった。多木化学<4025>がストップ高に買われたほか、石川製作所<6208>も急伸。アイ・エス・ビー<9702>が大幅高に買われ、ショーケース・ティービー<3909>、メディアドゥホールディングス<3678>なども物色人気となった。ピジョン<7956>も上昇した。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ソニー<6758>、武田薬品工業<4502>も軟調。川崎重工業<7012>が急落したほか、アーレスティ<5852>、KYB<7242>も大幅安となった。コロプラ<3668>が大きく値を下げ、ネオス<3627>、モバイルファクトリー<3912>なども売られた。出光興産<5019>、ラウンドワン<4680>も下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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