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【市況】米国株見通し:米中貿易摩擦の緩和期待継続も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2777.50(+ 5.25) (18:30現在)
ナスダック100先物  7161.25(+23.50) (18:30現在)


 18時30分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は前日比50ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.40ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、19日の米株式市場は売り買い交錯気味に始まりそうだ。


 中国の7-9月期GDPは予想以上に伸びが鈍化したが、政府の政策対応への期待から上海総合指数は反発した。また、劉鶴中国副首相が「中国と米国は貿易に関して接触している」と述べ、米中貿易摩擦の緩和期待も浮上した。欧州については、バルニエEU首席交渉官の「われわれはハードブレグジットを望んでいない」との発言で、合意なきブレグジットの不透明感がやや後退したが、イタリア予算問題への警戒は根強い。NY原油先物は、需要後退警戒や割高感の高まりなどから軟調推移が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、9月中古住宅販売件数で、前月を下回る見通し。今週発表された住宅関連指標は強弱まちまちで、住宅市場のピークアウト感がやや強まりそうであり、株式市場にややネガティブな材料になるとみられる。決算発表は、ハネウェル・インターナショナルやプロクター&ギャンブルなどがある。

《KK》

 提供:フィスコ

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