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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2018年10月19日

 今週の日経平均終値は22532円08銭、前週末比162円58銭安でした。

 日経平均は3週連続の下げとなりましたが、悪材料が多かった割に2万2000円台前半で下げ渋り、下値52週移動平均線(2万2526円)辺りがサポートラインとなっている様子を感じさせます。この線はトランプ大統領誕生以来ほぼ守ってきた最後の防衛線でもあり、業績相場のカギを握る重要な線にもなっています。中国景気懸念、円安期待の後退、貿易摩擦長期化など一時期よりも業績の上振れ期待が落ちていますが、PER面で見た割安感などからここは現状支持されやすい線と思われます。多少株価が下振れても2万2000円という下値のカベも厚く、今の株価はボトム圏に近いところにあるといえるでしょう。一方、今月上旬の高値2万4448円は当面届かない高値となったようで、ここは来期に関しての業績的な安心感が出てこないと現状では抜けないような気がします。国内的には来年1月の日米貿易交渉が一番のネックとなっており、ひょっとするとそこまで動くに動けないレンジ相場を続けることも考えられます。来週はまだ急落相場の余韻を残し下値波乱の展開もありそうですが、とりあえず2万2000~2500円はボトム圏と見て小口の逆張りスタンスを取ることも有効でしょう。(ストック・データバンク 編集部)

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