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【特集】イグニス Research Memo(7):ストックビジネスの強化(安定運営)と、爆発力のあるビジネスの推進を図る

イグニス <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の方向性

イグニス<3689>は、2017年9月期より、2020 年9 月期を最終年度とする中期経営計画を推進しており、ミッションである「次のあたりまえを創る。何度でも」に基づき、「創造力と技術力が高い次元で融合した組織」を目指すことを基本方針としている。既存3 事業である「コミュニティ」「ネイティブゲーム」「その他」について、それぞれの維持・強化を図る一方、新たに「ライフハック」「VR」「新規(現時点で詳細は未定)」等の複数の事業を順次立ち上げ、2020年にはすべて収益事業化することを目指している。また、事業ポートフォリオの充実を図ることにより、キャッシュフローのエコシステムを創り出すとともに、様々な環境変化にも対応できる事業構造へと進化を図る。「ぼくとドラゴン」を中心とした「ネイティブゲーム」依存から脱却しつつ、「with」などストック型事業により強固な事業基盤を確立する一方、爆発力のある事業の推進による成長加速を目指す。

最終年度である2020年9月期の目標として、売上高150億円、営業利益60億円(営業利益率40%)を掲げている。特に、市場が拡大している「with」とVR 事業(IP 創出によるマネタイズ)を大きく伸ばす計画となっているようだ。

また、中長期で事業成長の実現を目指した資金需要を充足するため、2018年3月22日に発行(第三者割当)した新株予約権(第14回~第16回)※の行使状況もフォローしていく必要がある。

※発行新株予約件数は合計17,000個(潜在株式数1,700,000株)、仮にすべて権利行使された場合の資金調達額は総額(概算)で72.5億円(行使期間は3年間)になる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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