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【通貨】NY為替:地政学的リスク台頭でリスク回避の円買い強まる

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円62銭から111円95銭まで下落し、112円19銭で引けた。米中貿易摩擦の長期化への懸念が広がったことや、ムニューシン米財務長官がサウジアラビアで開催予定の国際会合への参加取りやめを発表したことがドル売り材料となった。米国とサウジアラビアの関係悪化が懸念され、リスク回避のドル売り・円買いに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1518ドルから1.1449ドルまで下落し、1.1451ドルで引けた。欧州委員会がイタリアの予算案が「前例のない逸脱」と非難し、深刻な懸念を表明。また、ドラギ総裁もEUのルールにチャレンジする諸国がリスクを生むと警告したことがユーロ売りにつながった。ユーロ・円は、129円52銭から128円32銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3109ドルから1.3016ドルまで下落した。低調な小売りや、ブレグジットへの不透明感がポンド売りに拍車をかけた。ドル・スイスは、0.9975フランへ上昇後、0.9935フランまで反落した。

《MK》

 提供:フィスコ

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