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【通貨】今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇を意識してドル売り抑制の可能性

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

17日のドル・円相場は、東京市場では112円42銭から112円16銭まで下落。欧米市場でドルは112円02銭まで下げた後に112円68銭まで上昇し、112円66銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は、主に112円台半ばで推移か。米長期金利の上昇を意識してリスク回避的なドル売り・円買いが広がる可能性は低いとみられる。

17日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(9月25-26日開催)の議事要旨には、メンバーの過半数は、長期的に中立とみられる金利水準を一時的に上回ることを支持していたとの記述が含まれていた。中立的な水準について、市場関係者の多くは3%程度と想定している。

17日の米国債券市場では、長期債などの利回り水準が上昇した。債券の利回り曲線は2年-10年などでスティープニング(長短金利差の拡大)が観測されており、米国経済が景気後退に陥る可能性は低いことを示唆する形状となった。ただ、インフレ加速を示唆する経済指標は出揃っていないとの見方が多いことから、市場関係者の間では「長期金利が持続的に上昇するとは思えない」との声が聞かれている。ドル・円相場については日米の株価と米長期金利の動向が手がかり材料になりそうだが、為替相場の方向性については予断を持てない状況が続く可能性がある。

《CS》

 提供:フィスコ

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