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【市況】米国株見通し:アジア、欧州株安受けて売り再燃へ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2751.00(-17.50) (18:15現在)
ナスダック100先物  7098.75(-73.50) (18:15現在)


 18時15分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は前日比140ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、15日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。


 本日のアジア市場では、ムニューシン米財務長官が日本などとの通商協議で為替条項を求めていく意向を示したことを受けて、円先高思惑が強まり、日経平均株価が大きく下落。また、米財務省の半期為替報告書の公表を控えて、上海総合指数も下落した。欧州では、独バイエルン州議会選挙での与党CSUの大敗がメルケル政権への痛手になるとの見方などから売りが広がっているもよう。米国市場では、老舗小売大手シアーズの連邦破産法第11条適用申請の影響が注目される。NY原油先物は、株安で需要後退懸念による売り再燃か。


 本日発表となる米経済指標は、9月小売売上高、10月NY連銀製造業景気指数、8月企業在庫。なかでも注目の9月小売売上高と10月NY連銀製造業景気指数は前月から改善が予想されており、株式市場にはポジティブな材料になる可能性がある。決算発表は、バンク・オブ・アメリカがある。

《KK》

 提供:フィスコ

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