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【通貨】英ポンド週間見通し:もみ合いか、EU離脱を巡る与党内の対立を警戒


■強含み、対ユーロでのポンド買いの影響受ける

先週のポンド・円は強含み。欧州連合(EU)は英国に対して最も踏み込んだ自由貿易協定案を提示するとの報道を受けて、EUと英国の離脱協議における合意形成が期待されたことが要因。英国はEUから合意なしの離脱を選択するとの懸念でポンド売りが継続していたが、対円レートは週末前に反転した。先週の取引レンジ:147円20銭-149円43銭。

■もみ合いか、EU離脱を巡る与党内の対立を警戒

今週のポンド・円はもみ合いか。英国の欧州連合(EU)離脱を議論する欧州理事会を控え、メイ政権と与党・保守党内の離脱派議員との対立が激化しそうだ。EUからの離脱で英国とEUによる合意形成への期待はあるものの、リスク選好的なポンド買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・10日:8月商品貿易収支(予想:-108億ポンド、7月:-99.73億ポンド)
・10日:8月鉱工業生産(前月比予想:+0.1%、7月:+0.1%)

予想レンジ:147円00銭-151円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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