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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:AMI、ユニファミマ、三菱UFJ

ユニファミマ <日足> 「株探」多機能チャートより
■アドバンスト・メディア <3773>  2,001円  +124 円 (+6.6%)  11:30現在
 アドバンスト・メディア<3773>が3日ぶりに反発している。同社は4日、医療向けの人工知能(AI)音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote(アミボイス アイノート)」を発売したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。「AmiVoice iNote」は、HITO病院(愛媛県四国中央市)と共同開発したもので、iOSのアプリから入力した各種情報を、オンプレミスサーバー経由で各診療部署や管理部門、代行入力者などと素早く簡単に連携できるワークシェアリングサービス。音声認識を活用して、いつでもどこでもその場から記録内容を発話し、保存できる。

■ユニファミマ <8028>  12,790円  +590 円 (+4.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 ユニー・ファミリーマートホールディングス <8028> が大幅続伸し、上場来高値を更新した。4日大引け後、19年2月期上期(3-8月)の連結税引き前利益を従来予想の378億円→485億円に28.3%上方修正。増益率が11.2%増→42.7%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力のコンビニ事業でサークルKサンクスからファミリーマートへブランド転換した店舗の売上高が伸びたことが寄与。不採算店舗の閉鎖による販管費減少に加え、香港GMS事業の売却益を計上したことも利益を大きく押し上げた。なお、CVS事業における什器と情報システム機器の一部前倒し導入による費用増加を踏まえ、通期の税引き前利益は従来予想の671億円(前期は286億円)を据え置いた。

■OSJBHD <5912>  313円  +7 円 (+2.3%)  11:30現在
 OSJBホールディングス <5912> が続伸。レオス・キャピタルワークスが4日付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)に提出したことが判明したことが刺激材料となったようだ。報告書によると、レオスの同社株式保有比率は5.04%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受け、需給思惑などから買いが先行しているもよう。

■日本電気硝子 <5214>  3,645円  +60 円 (+1.7%)  11:30現在
 日本電気硝子<5214>が全般軟調相場のなか売り物を吸収して強い動きをみせている。FPD用ガラスや自動車用ガラス繊維の大手メーカーで19年3月期は営業減益を見込んでいるものの、主力の液晶用基板ガラスは順調に伸びている。SMBC日興証券が4日付で同社株の投資評価を「1」継続でフォローしている。目標株価については、従来予想の5200円から4800円に引き下げたが、依然として時価との比較で約33%程度上方カイ離しており、株価にネガティブには作用していないようだ。SMBC日興によると、18年12月期第3四半期までは減益を見込むが、第4四半期から利益成長へ反転を予想しており、資本の効率化が進めばPBR1倍割れ脱却も視野に入るとの見解を示している。

■三菱UFJ <8306>  733.4円  +9.5 円 (+1.3%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が全般悪地合いのなか頑強な値動き。前日の米国株市場ではNYダウが一時350ドルを超える下げをみせるなど波乱含みの展開となり、ハイテク株比率の高いナスダック指数の下げは1.8%に及んだ。しかし、下げの背景となった米長期金利の上昇については金融機関には有利な材料となり、JPモルガン、シティグループ、バンク・オブ・アメリカなどは揃って買いが優勢の展開となった。この地合いを引き継いで、東京市場でも三菱UFJなどメガバンクには押し目買い意欲が旺盛だ。

■マクドナルド <2702>  4,950円  +45 円 (+0.9%)  11:30現在
 日本マクドナルドホールディングス<2702>はしっかり。4日の取引終了後に発表した9月度の月次動向で、既存店売上高が前年同月比8.4%増と34カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。9月は、1991年から秋の風物詩として好評の「月見バーガー」シリーズを販売。今年は定番の「月見バーガー」「チーズ月見」に加えて、「金の月見バーガー」や数量限定販売の「月光バーガー」を販売し好評だったとしている。

■システナ <2317>  1,522円  +10 円 (+0.7%)  11:30現在
 システナ<2317>が3日ぶりに反発している。この日、10月24日から26日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「Japan IT Week 秋 2018」に出展すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同展示会は人工知能(AI)技術・製品や、RPA・チャットボットなど業務自動化ソリューションが一堂に会する専門展示会。同社は「WinActor」「Automation Anywhere」「BizRobo!」の3種類のRPAツールソリューションを提案するほか、オリジナルのチャットボット「CoCobox」を出展するとしている。

■任天堂 <7974>  40,950円  +160 円 (+0.4%)  11:30現在
 任天堂<7974>は3日ぶりに反発している。大和証券が4日付で、投資判断を「2」から「1」とし、目標株価を4万6200円から5万5200円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。同証券では、楽観的なコンセンサスの下落による株価の調整リスクは低下し、同社が有するポテンシャルへ目を向ける時が訪れたと判断。17年に「ニンテンドースイッチ」の出荷動向モメンタムから株式市場の評価が一変したように、「ニンテンドースイッチ」がもたらす収益見通しの変化が同社の株価上昇をもたらすと指摘。19年3月期の営業利益予想を2240億9500万円から2629億6800万円(会社予想2250億円)へ、20年3月期を同2361億1400万円から3690億8900万円へ上方修正している。

■歯愛メディカル <3540>  6,120円  -860 円 (-12.3%)  11:30現在
 4日、歯愛メディカル <3540> [JQ]が同社の清水清人社長による240万株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限24万株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数は最大で264万株と発行済み株式数の約26%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は10月15日から17日までのいずれかの日に決定される。同時に業績修正を発表。18年12月期の連結経常利益を従来予想の25.2億円→20.5億円に18.9%下方修正し、従来の17.0%増益予想から一転して5.1%減益見通しとなったことも売りに拍車をかけた。同業者との販売価格競争や原材料価格の上昇で採算が悪化することが響く。

■ナガイレーベン <7447>  2,595円  -143 円 (-5.2%)  11:30現在
 ナガイレーベン<7447>が大幅反落している。4日の取引終了後に発表した19年8月期業績予想で、売上高176億円(前期比2.7%増)、営業利益52億4200万円(同0.4%減)、純利益36億5000万円(同0.7%減)と小幅ながら営業減益を見込むことが嫌気されている。 ヘルスケアウェアの高付加価値戦略の強化や患者ウェアの堅調継続で増収を見込む。ただ、国内縫製工場の新設による不動産取得税や、役員退職慰労金制度廃止に伴う打ち切り支給による特別費用など一過性費用の発生が利益を圧迫する。なお、18年8月期決算は売上高171億4400万円(前の期比0.7%増)、営業利益52億6400万円(同0.4%増)、純利益36億7500万円(同0.1%増)だった。円高時の先物予約減少に伴い、原価為替レートの円安進行による海外生産費用の増加や、国内の人手不足による人件費高騰が利益を圧迫し、従来予想の営業利益53億7300万円を下振れて着地した。

■不二越 <6474>  5,330円  -190 円 (-3.4%)  11:30現在
 不二越<6474>が4日続落となっている。同社は4日取引終了後に、18年11月期第3四半期累計(17年12月~18年8月)の連結決算を発表。営業利益は122億800万円(前年同期比3.2%増)となり、通期計画180億円に対する進捗率は67.8%となった。売上高は1878億3500万円(同8.0%増)で着地した。機械工具事業は自動車・産業機械分野で切削工具やロボットの需要を取り込んだ半面、原材料価格の高騰や販管費の増加が影響し増収減益。部品事業は自動車生産が堅調に推移したことや、産業機械・建設機械分野の需要拡大を追い風に増収増益となった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ラウンドワン <4680>  1,381円  -43 円 (-3.0%)  11:30現在
 ラウンドワン<4680>が反落している。4日の取引終了後に発表した9月度の売上状況(速報)で、既存店売上高は前年同月比3.0%増となったが、「前年に比べ土日祝日数は2日多いことや、台風などによる営業休止を勘案すると前年並み」とコメントしていることから、失望感からの売りが出ているようだ。スポッチャ収入が大幅に伸びたほか、アミューズメント収入やボウリング収入も伸長した。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,429.5円  -21 円 (-1.5%)  11:30現在
 国際石油開発帝石<1605>が反落したほかJXTGホールディングス<5020>なども軟調。全体相場が目先リスクオフに傾いていることに加え、ここ上昇基調にあった原油市況も足もとはその反動が出ており、前日のWTI原油先物価格は2ドル超の下げで1バレル=74ドル33セントまで水準を切り下げている。資源開発や石油セクターは原油高に連動してここ上昇歩調を強めていたが、きょうは利益確定の動きが優勢となっている。ただ、原油市況の先高観を映して下値では押し目買いの動きが観測、株価の下げ幅は限定的だ。

■多木化学 <4025>  6,150円  +1,000 円 (+19.4%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 多木化学 <4025> がストップ高買い気配。4日大引け後、マツタケ近縁種のきのこで、香り、味はマツタケ以上とも言われる「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功したと発表しており、事業化による業績拡大を期待する買いが向かった。マツタケ近縁種など植物との共生する「菌根菌」に分類されるきのこは、生きた植物から栄養をもらいながら成長するという特徴から人工栽培が困難とされている。同社は約6年間の研究期間を経て、天然のきのこから分離した菌株を植物と共生せず、室内環境で栽培することに成功した。今後は安定栽培技術や供給体制の構築を進め、事業化を目指すとしている。

●ストップ高銘柄
 MSOL <7033>  3,190円  +500 円 (+18.6%) ストップ高   11:30現在
 ブリッジ <7039>  6,620円  +1,000 円 (+17.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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