【市況】明日の株式相場見通し=8日続伸を受け利益確定の売り、日米通商協議の内容を織り込む
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
米側から極端な強硬姿勢が打ち出されない限り、日経平均が大幅安となる可能性は少ないものの、きょうまでの8日続伸で日経平均は合計1429円と大幅上昇し、心理的フシ目の2万4000円台に乗せてきたことから、利益確定の売りが出やすい地合いとなっている。
市場関係者からは「きょう、東証株価(TOPIX)は8日ぶりに小幅反落となったものの、市場推計のTOPIXの配当権利落ち分は約14.5ポイントとされており、実質的には上昇だった。日経平均に比べて出遅れが指摘されていたTOPIXの追撃がスタートしている」との見方が出ていた。
日程面では、損害保険業、生命保険業、少額短期保険業を営む子会社の経営管理およびそれに付帯・関連する事業を手掛けるSBIインシュアランスグループ<7326>が東証マザーズ市場に、自動壁紙糊付機・コンピュータ式畳製造装置などの自動化・省力化機器、顧客仕様による各種産業機器、特殊機能畳などの開発・販売、内装施工工具などのカタログ販売の極東産機<6233>が東証ジャスダック市場に、それぞれ新規上場する。
このほかに、黒田日銀総裁が全国証券大会で講演、8月の建設機械出荷額に注目。海外では、米4~6月期のGDP確定値、米8月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)