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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:TATERU、そーせい、UT

UT <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジーエヌアイグループ <2160>  4,480円  +700 円 (+18.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ジーエヌアイグループ<2160>がストップ高カイ気配。同社は遺伝子解析に強みを持つバイオベンチャーで、中国での新薬開発にも注力している。25日取引終了後、中国で実施している「F351」の肝線維症を適応症とする第2相臨床試験の中間解析で良好な結果が認められたことを開示しており、この発表を材料視する短期筋の買いが集中する格好となった。

■TATERU <1435>  834円  +129 円 (+18.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 TATERU<1435>が大幅続伸。前日まで2日連続のストップ高となるなど急速な戻りに転じていたが、きょうもストップ高まであと1円と迫る149円高の854円まで買われる場面があった。建設資金借り入れ希望者の預金通帳を改ざんしていた不祥事で株価を急落させた経緯があるが、前週から底入れ反騰に転じた。既に実態面から完全にカイ離したマネーゲーム的な様相が強いが、投機性の強い個人投資家資金を呼び込み連日の急騰劇を演じている。

■そーせいグループ <4565>  1,368円  +179 円 (+15.1%)  11:30現在
 そーせいグループ<4565>が反発、前週に急落し株価を4割以上下落させたが、足もと売りが一巡、きょうは切り返しに転じている。25日取引終了後、口腔咽頭カンジダ症治療薬「オラビ」の国内製造販売承認を取得し、これにより「オラビ」の独占販売権を付与する富士フイルムのグループ会社からマイルストーンとして2億円を受領することを発表した。販売開始後ロイヤルティーおよび販売目標達成時にマイルストーンを別途受領する権利を持つことも合わせて発表しており、目先はこれを材料視する買いが優勢となった。

■セントラル警備保障 <9740>  5,080円  +660 円 (+14.9%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 セントラル警備保障 <9740> が続急騰。25日大引け後、19年2月期の連結経常利益を従来予想の27.4億円→33.7億円に23.0%上方修正。増益率が34.7%増→65.7%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。鉄道関連向けなどの臨時警備の受注が増加し、売上が計画を上回ることが寄与。大型警備の経費が想定を下回ることも利益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の32円→36円(前期は30円)に増額修正したことも支援材料となった。

■メディシノバ・インク <4875>  1,392円  +83 円 (+6.3%)  11:30現在
 メディシノバ<4875>が急反発、一時商いを膨らませ約11%の上昇で1400円台半ばまで上値を伸ばした。同社はきょう寄り前にALS(筋萎縮性側索硬化症)を適応とする MN-166のフェーズ3臨床試験に関しFDAからのポジティブなフィードバックを受けたことを発表、これが株価刺激する格好となった。株価は25日移動平均線を足場に大きく上放れ、3月14日につけた年初来高値1496円を目指す展開にある。

■UTグループ <2146>  4,200円  +200 円 (+5.0%)  11:30現在
 UTグループ <2146> [JQ]が大幅高で7日続伸。25日大引け後、東証が同社を26日売買分から貸借銘柄に選定すると発表したことが買い材料視された。日証金も26日約定分から貸借銘柄に追加すると発表しており、流動性の向上による売買活発化を期待する買いが向かった。

■マネーフォワード <3994>  4,800円  +195 円 (+4.2%)  11:30現在
 マネーフォワード<3994>が続伸している。同社はきょう、仮想通貨の投資家支援プラットフォームを提供するクリプタクト(東京都千代田区)と資本・業務提携することで合意したと発表。これが材料視されているようだ。マネーフォワードは、自社運営する「マネーフォワードファンド」を通じてクリプタクトに出資。この提携を通じて、仮想通貨取引を行う個人ユーザーや仮想通貨税務を扱う税理士向けに適切な情報提供などを行っていくとしている。

■東洋建設 <1890>  472円  +6 円 (+1.3%)  11:30現在
 東洋建設<1890>は異彩の9連騰と気を吐いている。海洋土木の大手で海外ではケニアでのODA案件の港湾工事獲得で今後の収益寄与が期待されている。国内では護岸の耐震化工事が好調なほか、今期受注した大型案件の進捗が収益を押し上げる見通し。「19年3月期営業利益は会社側が予想する82億円を7億円程度上振れし89億円程度が見込まれる」(中堅証券情報部)という見方が出ている。

■村田製作所 <6981>  18,070円  +185 円 (+1.0%)  11:30現在
 村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>、TDK<6762>など電子部品株が買い優勢の展開となっている。外国為替市場では1ドル=113円近辺まで円安が進行していることに加え、前日の米国株市場ではNYダウが続落したものの、アップルは続伸し強調展開を継続、これを背景にiPhone向け有力サプライヤーである日本の電子部品メーカーもツレ高しやすい状況。また、国内メーカーは電気自動車(EV)向け需要の高さに対応して電子部品の新工場建設など増産投資に踏み込む動きが相次いでおり、スマートフォン以外の分野での収益機会の高まりを評価する買いが断続的に流入している。

■アンジェス <4563>  533円  -75 円 (-12.3%) 一時ストップ安   11:30現在
 アンジェス<4563>が急反落、一時100円安の508円と値幅制限いっぱいに売り込まれた。同社は大阪大発のバイオベンチャーで遺伝子医薬品の開発を手掛けている。25日取引終了後、三田証券を割当先とする第三者割当で行使価額修正条項付き新株予約権を発行することを発表、これによる需給悪化懸念から売りが集中した。株価は前日までストップ高を交え6日続伸で、前日の高値まで約44%も上昇させていた。

■わらべ日洋 <2918>  2,103円  -222 円 (-9.6%)  11:30現在  東証1部 下落率トップ
 わらべや日洋ホールディングス<2918>が急落し、年初来安値を更新した。同社は25日取引終了後に、19年2月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しを従来の40億円から15億円(前期比59.8%減)に下方修正したことが嫌気されているようだ。売上高予想も2246億円から2177億円(同0.6%減)に減額修正。足もとで水産加工品の取扱高が計画を下回っているほか、人件費や物流コストなどが上昇していることが影響するとしている。

■GMO-FH <7177>  850円  -67 円 (-7.3%)  11:30現在
 25日、GMOフィナンシャルホールディングス <7177> [JQ]が親会社のGMOインターネット <9449> による2000万株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限300万株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数は最大で2300万株と発行済み株式数の19.2%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は10月3日から9日までのいずれかの日に決定される。

■アウトソーシング <2427>  1,657円  -43 円 (-2.5%)  11:30現在
 アウトソーシング<2427>が反落。同社は6日に国内と海外で公募増資と売り出しを行うことを発表しており、この日から発行・売り出し価格決定期間に入っている。このため、警戒感からの売りが先行している様子だ。

■トヨタ自動車 <7203>  6,956円  -166 円 (-2.3%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>は3日ぶり反落。ここ為替の円安基調などを背景に株価は底放れの動きをみせていたが、日米間の貿易協議や首脳会談を控え、最大の輸出品目である自動車の扱いがどうなるかに注目が集まっており、この結果を見極めたいとの思惑が目先筋の利益確定売りに映し出されている。なお、足もとドル・円相場は1ドル=113円近辺まで円安が進行しているが、同社の19年3月期通期想定為替レートは106円と実勢よりも7円も厳しめに設定されていることで、収益面では大幅な増額余地につながる。

■田淵電機 <6624>  204円  +50 円 (+32.5%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 田淵電機<6624>が続急騰。同社は業績不振で経営再建中にあるが、25日取引終了後、自動車部品メーカーのダイヤモンド電機とスポンサー支援に関する合意書を締結したことを発表、これが投機筋の買いを呼び込む形となっている。2019年1月中旬までにダイヤモンド電機からの出資を目指すとしている。

●ストップ高銘柄
 レントラックス <6045>  1,119円  +150 円 (+15.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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