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【経済】海外投資家が日本株を再評価するタイミングか、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

9/25付の「DailyOutlook」では、海外投資家の日本株売買について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『年初以降、海外投資家の日本株売り越し金額は9月第2週目までで約4.8兆円にのぼっている』と伝えています。

続けて、貿易戦争を巡る懸念などはあるものの、これはリーマンショックがあった2008年や、中国の景気減速懸念などがあった2016年の売り越し金額を超える水準であることを挙げ、『売り越し金額の大きさに鑑みると、追加の売却余地は限定的だろう。9月2週分のデータで海外投資家は2,819億円の現物株を売り越したが、14日のメジャーSQに絡む取引もあったと推察される。日本株市場が動意づいていることもあり、海外投資家の資金流入が起こっていると考えられ、来週以降の統計ではそれが確認できよう』と分析しています。

さらに、『10月後半からは国内3月期決算企業の中間決算発表シーズンが始まる。企業の通期計画に対する1Qの進捗率が高かったこともあり、通期業績の上方修正など、好材料も出てこよう。自民党総裁選における安倍総理勝利で長期政権が継続することも、株式市場のサポート要因だ。海外投資家は年初から大幅に日本株を売り越していたところから、いよいよ見直しのタイミングが来たのではなかろうか』とまとめています。

最後にレポートでは、『年別海外投資家の日本株売買代金(差引)』を紹介しています。詳しくは9/25付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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