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【市況】NY株式:NYダウは251ドル高、投資家のリスク選好姿勢が改善

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場は上昇。ダウ平均は251.22ドル高の26656.98、ナスダックは78.19ポイント高の8028.23で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、9月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数が予想を上振れるなど、米経済の堅調さが示され、買いが先行。米中貿易摩擦の懸念後退により投資家心理がやや改善したことから、終日上昇となった。S&P500及びダウは史上最高値を更新した。セクター別ではエネルギーを除いて全面高となり、特に家庭用品・パーソナル用品やソフトウェア・サービスの上昇が目立った。

多国籍鉱山企業のリオ・ティント(RIO)は、32億ドル規模の自社株買い計画を発表し上昇。建設機械のキャタピラー(CAT)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け堅調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、同社の音声認識型アシスタント機能「Alexa」を搭載した家庭用デバイス「Echo」の新型を発表し買われた。新型「iPhoneXS/XS Max」の発売を明日に控えるアップル(AAPL)も堅調推移。一方で、カナダの医療用大麻のティルレイ(TLRY)は、カリフォルニア州に医療用大麻を持ち込む計画を米麻薬取締局(DEA)が承認するなど、7月の上場以来急騰していたが大幅下落となった。

マーケット終了後に半導体メモリのマイクロン・テクノロジー(MU)が発表した6-8月期決算は、売上高、1株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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