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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより

■西松屋チェ <7545>  1,144円 (-48円、-4.0%)

 西松屋チェーン <7545> が大幅反落。19日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(2月21日-8月20日)単独業績について、売上高が725億円から691億5000万円(前年同期比0.7%増)へ、営業利益が40億8600万円から31億2600万円(同8.6%減)へ、純利益が28億1500万円から20億6200万円(同13.3%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出た。紙おむつ、ベビーフードなどの消耗品が好調に推移した一方、ベビー・マタニティー用品や子供衣料が伸び悩んだことが、売上高・利益を押し下げた。

■東エレク <8035>  15,910円 (-460円、-2.8%)

 東京エレクトロン <8035> 、SCREENホールディングス <7735> 、SUMCO <3436> など半導体関連が総じて軟調な推移を強いられている。前日の米国株市場ではNYダウが大幅続伸したものの、ハイテク株比率の高いナスダック指数は小幅反落、アプライドマテリアルズ、マイクロン・テクノロジーなど半導体関連は売られるものも少なくなかった。東京市場でも半導体セクターは日経平均に連動しない弱い動きで、リターンリバーサル狙いの買いも限定的なものにとどまっている。

■ラクスル <4384>  3,310円 (-85円、-2.5%)

 ラクスル <4384> [東証M]が反落。SMBC日興証券は19日、同社株の投資評価「1」を継続した。目標株価は3510円から3520円に見直した。同社は、ネットで簡単に印刷物を注文できる印刷通販サイト「ラクスル」と、ネット上で荷主から配送依頼を受けて、運送会社の登録ドライバーとマッチングさせる「ハコベル」を運営。今年5月末に東証マザーズに新規上場している。同証券では、「企業ごとに製造機能と販売機能を持つ業界に対し、シェアリングプラットフォームを通じて需要と供給を結びつけることで、製造と販売の分離を実現させている同社のBtoBプラットフォームが多重下請け構造の産業を根本から変革するパワーを有している」と評価している。

■マネックスグループ <8698>  530円 (-11円、-2.0%)

 マネックスグループ <8698> やインフォテリア <3853> 、リミックスポイント <3825> [東証2]など仮想通貨関連株は軟調。仮想通貨交換事業会社のテックビューロ(大阪市)が運営する仮想通貨取引所「Zaif」でハッキングが発生し、仮想通貨の流出などにより約67億円の被害が発生した。これを受けテックビューロはフィスコ <3807> [JQG]グループから資本提携を受け同グループの傘下に入ることを検討していることが明らかになった。20日は仮想通貨取引所へのハッキング発覚を受け、仮想通貨交換会社の「コインチェック」を傘下に持つマネックスGや、テックビューロへの出資を行っているインフォテリが軟調。同じく仮想通貨取引所を運営するREMIXにも連想売りが出た。

※20日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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