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【材料】本日の注目個別銘柄:グリー、日立建機、スクリーンHDなど

グリー <日足> 「株探」多機能チャートより

<3632> グリー 525 -29
大幅反落。子会社のライトフライヤースタジオが、運営するスマホゲーム「アナザーエデン 時空を超える猫」のガチャの不具合について発表している。特定のケースで再抽選を行うプログラムが2つ組み込まれていたもよう。ガチャの不正操作に当たるとの懸念から、現在はガチャ機能および課金アイテムである「クロノスの石」の販売を全て停止している。業績への影響懸念が先行する形に。

<7545> 西松屋チェ 1144 -48
大幅反落。前日に上半期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来予想の40.9億円から31.3億円に減額修正、一転して前年同期比減益となったもよう。紙おむつやベビーフードなどの消耗品が好調に推移した一方、ベビー・マタニティ用品、子供衣料が伸び悩んだようだ。足元で既存店売上は失速傾向にあったが、第1四半期は2割超の増益であったため、想定以上の減額修正と捉えられている。

<6037> ファストロジク 800 +91
大幅続伸。前日に前7月期決算を発表。営業益は6.2億円で前期比25.5%減となった。物件掲載サービス、提案サービスが順調に増加したものの、スルガショックによりセミナー掲載サービスなどが減少した。また、前期は積極的に広告宣伝費を投入するなどコスト負担が嵩んだ。ただ、第3四半期までで4割近い減益であったことから、2割超の減益は想定線としてあく抜け感などが強まっているもよう。なお、今期予想は未公表。

<9503> 関西電力 1703.0 +70.5
大幅反発。前日は今期ガイダンスの公表や前期比増配発表も出尽くし感が先行する動きとなったが、本日はゴールドマン・サックス証券が投資判断を新規に「買い」、目標株価2000円でコンビクション・リストに採用していることが買い材料視されている。原発再稼働で先行し、自由化市場における価格競争力も大幅に改善しているとの評価。25.3期には配当金が70円に達するとみているもよう。

<4041> 日曹達 712 +27
大幅続伸。大和証券では投資判断を「3」から「2」へ格上げ、目標株価も640円から800円に引き上げている。新剤発売などで農業化学品事業が収益拡大期へ入ること、半導体材料や医薬品添加剤等の拡販による化学品事業の成長、今期の会社計画大幅上振れや来期の20%営業増益予想などを評価引き上げの背景としている。19.3期営業利益は会社計画50億円に対して65億円を予想しているようだ。

<6584> 三桜工 781 +65
大幅続伸。特に目立った新規材料は観測されていないが、全固体電池関連として、個人投資家中心に関心が一段と高まる展開になっているもよう。同社は9月11日に、全固体電池の開発を手掛けるベンチャー企業、米ソリッド・パワーへの出資を行ったと発表しており、その後の株価は上昇傾向を辿っている。ソリッド・パワーは2017年12月にBMWとパートナーシップ契約を締結して、EV用全固体電池の開発を目指している。

<6305> 日立建機 3710 +185
大幅続伸。クレディ・スイス証券では投資判断「アウトパフォーム」、目標株価6000円を継続している。9月に入って、中国油圧ショベル事業を取り巻く環境に好転の兆しがみられ始めたとしている。中国政府のPPP案件が動き始めているうえ、地方政府の不動産売却収入も再加速するなどファイナンス面の改善もみられているようだ。2020年の排ガス規制導入を前に、駆け込み的な更新需要も期待できるとしている。

<3932> アカツキ 3955 +465
一時ストップ高。スクウェア・エニックスとの共同開発による、23年ぶりとなる「ロマンシング サガ」完全新作の新規ゲームアプリ「ロマンシング サガ リ・ユニバース」を本日発表している。配信時期は未定ながら、大ヒットへの期待感が先行する展開になっているようだ。『ロマンシング サガ3』から300年後の世界を舞台としているもよう。

<7735> スクリーンHD 7050 -260
大幅反落。SMBC日興証券では投資判断「3」を継続で、目標株価を7500円から5800円まで引き下げている。ウェハーファブ装置の市場前提を引き下げ、業績予想を下方修正しているもよう。韓国メモリ2社の見方を引き下げたようだ。つれて、営業利益は今期が510億円から470億円に、来期は510億円から395億円に減額修正。同様に東エレク<8035>などの業績予想も下方修正している。

<3655> ブレインパッド 4955 +425
急伸。自社開発のレコメンドエンジン搭載プライベートDMPが、セールスフォース・ドットコムのマーケティングプラットフォームと連携を開始したと発表している。シナジー効果への期待が先行する形に。また、英資産運用会社ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニーの保有比率が7.99%から9.38%に上昇したことも買い材料視されているようだ。

《US》

 提供:フィスコ

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