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【市況】米国株見通し:米中報復関税の応酬に対する過度の警戒後退

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2910.00(- 1.75) (18:20現在)
ナスダック100先物  7526.50(+ 2.00) (18:20現在)


 18時20分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は前日比5ドル高程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、19日の米株式市場は売り買い交錯で始まりそうだ。


 前日のNY市場では、米トランプ政権の対中制裁関税第3弾は、当初の予定より緩やかな関税引き上げとなったほか、対象品目から一部ハイテク機器が除外されたことから経済への悪影響は限定的との見方が広がり、買いになった。本日のアジア市場でも米中の報復関税の応酬に対する過度の警戒は後退、中国の景気刺激策への期待もみられ、広く株高となっており、投資家心理は改善しているといえそうだ。NY原油先物は、米国の在庫統計の減少が予想され、底堅い推移が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、8月住宅着工件数や8月住宅建設許可件数で、前月を上回る増加が予想され、株式市場にはポジティブな材料になるとみられる。

《KK》

 提供:フィスコ

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