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【材料】ツナグSが続落、システム投資の効果限定的で18年9月期営業利益予想を下方修正

ツナグS <日足> 「株探」多機能チャートより
 ツナグ・ソリューションズ<6551>が続落し上場来安値を更新。18日の取引終了後、18年9月期連結業績予想について、営業利益を3億6200万円から2億2400万円(前期比25.8%減)へ、純利益を1億5900万円から9000万円(同34.8%減)へ下方修正し、増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。

 採用アウトソーシング(RPO)事業で既存顧客が堅調に推移するとともに、上場効果などで新規顧客からの問い合せや受注数が増加し、売上高は84億7900万円から86億4300万円(同23.9%増)へ上方修正したが、規模が小さい顧客からの受注が増加したことで、今期注力していた生産性向上のためのシステム投資などの効果が限定的となり、収益率が悪化したことが要因。また、派遣スタッフの獲得数、稼働率、定着率などが想定を下回ったことも響いた。

 同時に、従来無配を予定していた期末配当を2円とし、上場後初配当を実施するとあわせて発表した。さらに、「オートークビズ」というチャットボットを活用した面接日程の自動調整サービスを提供するRegulus Technologies(東京都渋谷区)の全株式を取得し子会社化すると発表したが、これらに対する市場の反応は限定的のようだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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