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【市況】米国株見通し:米中貿易摩擦の激化懸念で上げ渋り

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2902.50(+ 6.50) (18:15現在)
ナスダック100先物  7486.50(+21.50) (18:15現在)


 18時15分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は前日比60ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.95ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、18日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。


 米トランプ政権は前日、9月24日付で約2000億ドルの中国製品に対する追加関税を適用、税率は当初10%で年末には25%にする、と発表した。しかし、本日のアジア市場では、税率が当初10%だったことを好感とか、発動方針決定は織り込み済みなどの見方から株高となり、欧州株も追随している。ただ、中国は報復措置を米国の追加関税発動と同時に実施すると表明しており、米中貿易摩擦の激化懸念は継続。引き続き株式市場の重しとなる。NY原油先物は、「サウジアラビアが、ブレント原油は80ドル以上が心地良い水準と言った」と伝えられ、1ドルほども上昇しており、この後も上昇の勢いが維持されそうだ。


 本日発表となる米経済指標は、全米住宅建設業者協会(NAHB)の9月住宅市場指数。前月からほぼ横ばいと予想されており、大幅な低下でなければネガティブな材料になりにくいとみられる。企業決算の発表は、レナー、オートゾーン、ゼネラルミルズなどがある。

《KK》

 提供:フィスコ

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