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【市況】個人投資家わらしべ:CVSベイエリアは業態変化期待の高配当株【FISCOソーシャルレポーター】 

CVSベイ <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家わらしべ氏(ブログ「テンバガーへGO!わらしべのブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2018年9月17日23時に執筆
【「業態変化」はテンバガー(10倍株)発掘のキーワード】
フィスコソーシャルレポーターのわらしべです。私はテンバガー(10倍株)にもなりえる成長株を発掘する切り口として「業態変化」を重要視しています。「業態変化」は企業が大きく成長するためのキーワードと考えられます。そういった観点からCVSベイエリア<2687>に注目してみたいと思います。
【コンビニ運営会社からコンビニ“も”運営している会社へ業態変化】
同社はこれまでコンビニ運営を事業の柱として事業展開してきましたが、コンビニ業界における出店競争の激化に伴いコンビニ事業の見直しを行っています。
平成30年3月1日にコンビニ事業の多くを株式会社ローソン及び株式会社ローソンアーバンワークスに会社分割、その対価として特別利益として約36億円を今期決算業績に計上しています。107店舗を展開していましたが、事業譲渡後は直営8店舗でのコンビニ事業を展開しています。
【マンションフロントサービス・クリーニング事業・ホテル事業を展開】
同社はコンビニ以外の新規事業として、マンションフロント事業・クリーニング事業を展開し、更に2009年秋より、「BAY HOTEL」ブランドでの直営ホテル事業に参入し、2015年夏からは、新たな「ホテルセグメント」の創造を目指し「スマートホテル(ユニット型ホテル)」の展開を東京都心エリアで開始しています。
【配当政策は「安定配当」年間配当予想は「30円」(10円増配)自己株式取得も視野に】
2018年4月11日に発表された平成30年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)によれば同社の配当政策は「安定配当」、自己株式の取得も必要に応じて適切に対応することが明らかにされています(フィスコ追記:7月11日に発表した第1四半期決算で下記の特別利益は計上済み)。
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株式会社ローソン及び株式会社ローソンアーバンワークスとの会社分割に伴う特別利益約36億円に加え、市川塩浜地区に保有していた固定資産の売却による特別利益として約22億円を計上する見込みであり、ホテル事業の拡大や新規事業創出のための資金需要のほか、借入金の返済を勘案しても一定水準の株主還元は可能であると判断し、1株につき30円の配当とさせていただく予定でおります。
また、自己株式の取得につきましても、流動株式数の減少懸念は残るものの、近年は株主数が約4,500名近くに増加するなど実施への制約も軽減されていることから、有効な利益還元の一つとして認識しており、株価の動向、取引高や財務状況などを注視しながら必要に応じて適切に対応してまいります。
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【年間配当予想は3.94%の高配当+年2回の株主優待・中長期的な投資妙味も】
2018年9月14日の株価(終値)762円で配当利回りを試算すると、年間配当予想は「30円」ですから3.94%と高利回りであり、更に2月末日・8月末日には株主優待もあるので配当+株主優待でのトータルでの実質利回りは更に高まると思います。

同社の配当政策は「安定配当」、更に年2回の株主優待も楽しめますからNISAでの長期保有にも適す業態変化期待の成長株と思います。


【2013年には「4,120円」をマーク、人気化すれば上値は高い】

同社の株価は3.94%の高配当の下支えもあって下値リスクは比較的少ないと思っています。反面、2013年には「4,120円」の高値をマークしており現在の株価「762円」の5.4倍に相当します。ひとたび人気化すれば上値は高いと考えられます。

業態変化による利益体質の強化がはかられ、業績拡大路線が顕在化すれば、業績期待から人気化することが期待出来ると思います。更には株主還元策としての「自己株式の取得」も期待されるところでしょう。
株価762円(2018年9月14日終値)

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執筆者名:わらしべ
ブログ名:テンバガーへGO!わらしべのブログ

《HT》

 提供:フィスコ

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