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【材料】トヨタは小幅安、1ドル=109円台の円高が逆風も底堅さ発揮

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>はやや売りが先行している。米国ではトランプ大統領が利上げを継続するパウエルFRB議長の政策に不満を表明したことが伝わっており、FRBによる金融引き締め政策の継続性に対し不透明感が浮上。これを背景に米長期金利が2.81%台まで低下しており、外国為替市場では日米金利差縮小思惑から円が買われる形となった。足もとは1ドル=109円台に入るなどドル安・円高基調を強めており、為替感応度の高い自動車セクターは輸出採算改善期待の後退から株価にはネガティブに働いている。ただ、同社株は8月に入り調整色を強めていたこともあり、目先値ごろ感からの押し目買いも入り下げ幅は限定的なものにとどまっている。大手各社が相次いで中国での生産能力強化を図る動きをみせていることなども株価に影響を与えている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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