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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):RVH、ホットリンク、リタリコなど

オープンH <日足> 「株探」多機能チャートより

オープンハウス<3288>:5920円(+240円)
大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は316億円で前年同期比24.3%増益となった。上半期決算発表時に上方修正した通期予想475億円、前期比26.3%増益と比較するとサプライズはないが、4-6月期は105億円で前年同期比46.7%増と増益ピッチが加速する格好に。同業他社で足元業績を悪化させるものも多かったため、警戒感も先行していたなか、相対的良好な決算にポジティブな見方が強まっている。


沢井薬<4555>:5630円(+260円)
大幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は73.2億円で前年同期比11.0%増となった。通期計画240億円、前期比8.1%増に対して順調な進捗となっている。薬価引き下げなどによる厳しい環境下での底堅い決算を評価する動きが先行へ。採算性が高い主力製品が堅調に推移したこと、米国事業買収効果の寄与、M&A関連費用の減少などが増益要因となる。


リタリコ<6187>:2009円(+207円)
大幅反発で一時上昇率トップ。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は3億円となり、前年同期の単独比で58%増益となった。通期計画8.2億円に対する進捗率も37%と高水準になっている。民間企業の障害者雇用率の引き上げ、「通級指導」の設置学校数増加など外部環境の変化を背景に、LITALICOワークス事業、LITALICOジュニア事業ともに売上高が順調に拡大している。


テックファム<3625>:1411円(+105円)
大幅高。15万株(2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数に対する割合は2.03%。取得期間は15日から10月31日まで。株主への利益還元及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的。10日に19年6月期の営業利益予想を前期比18.6%減の4.50億円と発表、翌営業日の13日に年初来安値を付けており、値頃感も買い材料になっているようだ。


RVH<6786>:300円(-52円)
売り気配から大幅反落。前日に発表した第1四半期決算が嫌気材料とされている。営業損益は7.2億円の赤字で、前年同期1.1億円の赤字から赤字幅が大きく拡大している。通期予想は21.4億円の黒字で前期比2.9倍の水準であったため、予想外の低調なスタートとなる形に。レディスサービス事業では上期集中型の広告出稿でコスト負担が増加、メディア・コンサルティング事業も貸倒引当金計上などで赤字に転落した。


ホットリンク<3680>:1140円(+119円)
大幅に続伸。18年12月期第2四半期累計(18年1-6月)の営業利益を前年同期比127.7%増の0.71億円と発表している。米国子会社のソーシャル・ビッグデータのアクセス権販売や消費行動を分析するレポーティングサービスなどが好調だった。通期予想は前期比33.0%減の0.84億円で据え置いたが、進捗率は既に約84.5%に達していることから上方修正への期待が広がっている。


大塚家具<8186>:384円(-5円)
大幅に続落。18年12月期第2四半期累計(18年1-6月)の営業損益を35.06億円の赤字(前年同期実績27.02億円の赤字)と発表している。大型店で入店件数が2桁のマイナスとなったほか、売場面積の縮小等が原因で成約率が低下した。通期予想は51.00億円の赤字(前年同期実績51.36億円の赤字)で据え置いた。また、1.29億円の特別損失を計上した。継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる事象または状況が存在していると注記している。

《ST》

 提供:フィスコ

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