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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:りたりこ、オープンH、商船三井

りたりこ <日足> 「株探」多機能チャートより
■LITALICO <6187>  2,009円  +207 円 (+11.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 LITALICO<6187>が急騰。同社は障害を持つ人の就労支援のほか発達障害の子どもへの学習支援を主要業務としている。昨年来、新規開設を加速させており業容拡大が顕著だ。14日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が29億7300万円、営業利益は3億400万円、最終利益は2億600万円だった。通期業績予想は営業利益段階で8億1600万円を見込んでいるが、第1四半期時点の進捗率は37%に達しており、上振れ期待が浮上している。

■PCデポ <7618>  577円  +50 円 (+9.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 ピーシーデポコーポレーション<7618>がマドを開けて急伸。株価は今週13日に年初来安値をつけるなど大底圏にあったが、年初から8カ月以上にわたり上値抵抗ラインとなっていた13週移動平均線を上抜いたことで、トレンド変化につながる可能性がある。同社が14日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が103億2900万円(前年同期比3.6%減)と減収だったものの、営業利益は6億6600万円(同13.9%増)、最終利益は4億5900万円(同10.6%増)と2ケタ増益を達成した。関東を地盤に展開するパソコン専門店で今期は苦戦が予想されていた。株価は業績悪懸念を織り込み下値模索が続いていただけに株価へのインパクトも強く、リバウンド狙いの買いが集中した。

■オープンハウス <3288>  5,920円  +240 円 (+4.2%)  11:30現在
 オープンハウス<3288>が大幅高し4日ぶりに反発している。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年10月~18年6月)連結決算が、売上高2610億4800万円(前年同期比23.5%増)、営業利益315億8800万円(同24.3%増)、純利益213億6600万円(同35.6%増)と大幅増益だったことが好感されている。都心部の戸建住宅に対する高い需要を受けて、土地分譲や建築請負の引き渡しが大幅に伸長したことが牽引役となった。また、マンション事業や収益不動産事業、アメリカ戸建住宅販売なども伸長した。なお、18年9月期通期業績予想は、売上高3800億円(前期比24.7%増)、営業利益475億円(同26.3%増)、純利益317億円(同27.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■夢真ホールディングス <2362>  1,149円  +42 円 (+3.8%)  11:30現在
 夢真ホールディングス<2362>が続伸している。15日の取引終了後に発表した7月度の月次速報で、建設技術者派遣事業の売上高が前年同月比31%増の25億8900万円、営業利益が同67%増の4億1900万円と、大幅な増収増益となったことが好感されている。引き続き稼働人数の増加や派遣単価の上昇により売上高が増加したことに加えて、採用費などのコントロールによる販管費率が改善したことも寄与した。なお、技術者採用に関しては、17年10月からの累計で2333人となり、年間計画2500人に対しての進捗率は93.3%と堅調に推移している。

■アンジェス <4563>  423円  +15 円 (+3.7%)  11:30現在
 アンジェス<4563>が大幅続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「国内初の遺伝子治療薬の登場が近づいている。大阪大学発のアンジェスが承認申請中の『コラテジェン』が年内にも承認され、第1号になる見込みだ」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。同薬は、国内に1万~2万人の患者がいるとされる重症虚血肢の治療薬で、今年1月22日に、厚生労働省に対して再生医療等製品の製造販売承認を申請しており、順調に進めば12月までに承認される可能性がある。田辺三菱製薬<4508>と国内および米国における独占的販売契約を締結していることから、国内で承認が得られた場合には田辺三菱が販売を行う予定だ。

■商船三井 <9104>  2,904円  +44 円 (+1.5%)  11:30現在
 商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運株が買い優勢の展開。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は5月末を境に戻り歩調を強めており、8月に入り調整色をみせたものの大勢上昇トレンドに変化なく、13日時点では18ポイント高と切り返し1700台を回復している。金や銅など非鉄市況が下落するなかもバルチック指数が上昇基調にあることで、同指数に連動しやすい海運株には追い風となっている。きょうは外国為替市場で1ドル=111円台前半の推移と円安に振れていることで、これもドル建て決済の海運セクターにとってはポジティブに働いている。

■リニカル <2183>  1,976円  -500 円 (-20.2%) ストップ安   11:30現在  東証1部 下落率2位
 14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は41%減益で着地」が嫌気された。リニカル <2183> が8月14日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比41.5%減の1.5億円に落ち込み、4-9月期(上期)計画の8.5億円に対する進捗率は17.6%にとどまり、5年平均の28.9%も下回った。
  ⇒⇒リニカルの詳しい業績推移表を見る

■CYBERDYNE <7779>  994円  -131 円 (-11.6%)  11:30現在
 CYBERDYNE<7779>は4日続落。同社が14日発表した第1四半期(4~6月)決算は、連結最終損益が1億9500万円の赤字(前年同期は1億9400万円の赤字)だった。医療用ロボット「HAL」は伸びたが研究開発費などが収益悪化要因に働いている。業績の黒字転換への見通しが見えないなか、同社株には見切り売りが膨らんでいる様子だ。

■エボラブルアジア <6191>  2,411円  -305 円 (-11.2%)  11:30現在  東証1部 下落率8位
 14日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常が赤字転落で着地・4-6月期も赤字転落」が嫌気された。エボラブルアジア <6191> が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。18年9月期第3四半期累計(17年10月-18年6月)の連結経常損益は4.5億円の赤字(前年同期は5.5億円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒エボラブルアジアの詳しい業績推移表を見る

■SUMCO <3436>  2,000円  -82 円 (-3.9%)  11:30現在
 SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>など半導体材料や製造装置を手掛ける企業が売り優勢となっている。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに上昇したが、その中でインテル、ザイリンクスなどの半導体関連が安く、フィラデルフィア半導体株指数も小幅ながら反落している。引き続きメモリー市況の先行きについて懐疑的な見方が根強く、東京市場でも米国市場を横目に機関投資家のポジション整理の動きが続き、関連銘柄の上値は重い。

■エス・サイエンス <5721>  91円  +22 円 (+31.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 エス・サイエンス<5721>は急伸。14日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)単独決算が、売上高5億800万円(前年同期比2.3倍)、営業利益1億円(前年同期8200万円の赤字)、最終利益1億500万円(同6400万円の赤字)となり、営業損益が黒字転換し、上期計画の8000万円を上回ったことが好感されている。ニッケル事業で販売価額が上昇し、また販売数量も増加したことに加えて、不動産事業で大口販売用不動案の売却収入を計上したことが貢献した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高13億円(前期比24.4%増)、営業利益1000万円(前期3億900万円の赤字)、最終利益2000万円(同2億7300万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

■MRT <6034>  1,666円  +300 円 (+22.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 MRT <6034> [東証M]がストップ高買い気配。14日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比2.2倍の1億6200万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。主力の医療人材サービスで非常勤医師の紹介件数が増加したうえ、前期に買収した2社の業績上積みなども寄与し、79.5%の大幅増収を達成。開業支援やマーケティング支援など医療人材サービス以外の収益も拡大した。第1四半期実績だけで、通期計画の4000万円をすでに4.1倍も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■オーケストラ <6533>  1,782円  +300 円 (+20.2%) ストップ高   11:30現在
 Orchestra Holdings <6533> [東証M]がストップ高。14日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比31.2%増の2.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。デジタルマーケティング事業で主力の運用型広告を中心に既存取引先の受注額が増加したうえ、新規顧客開拓も順調に進み、取扱高が拡大したことが寄与。業績好調を踏まえ、従来無配としていた期末一括配当は初配当となる2.5円を実施する方針としたことも買いに拍車を掛けた。さらに、8月31日時点の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。これを受けて、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■平山ホールディングス <7781>  3,150円  +500 円 (+18.9%) ストップ高   11:30現在
 平山ホールディングス <7781> [JQ]がストップ高。14日大引け後に発表した18年6月期の連結経常利益は前の期比2.5倍の2億1400万円で着地。続く19年6月期は前期比40.2%増の3億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期も主力の製造業向け請負・派遣の好調が継続するうえ、7月に子会社化したFUN to FUNの買収効果なども寄与し、47.1%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を40円→50円(前の期は22円)に増額し、今期も前期比8円増の58円に増配する方針とした。前日終値ベースの予想PERが17.2倍→11.6倍に低下する一方、配当利回りは2.19%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

●ストップ高銘柄
 エムティジェネックス <9820>  20,340円  +4,000 円 (+24.5%) ストップ高   11:30現在
 エクストリーム <6033>  9,180円  +1,500 円 (+19.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 IIF <6545>  1,511円  -400 円 (-20.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 和心 <9271>  2,390円  -500 円 (-17.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ワイヤレスゲート <9419>  767円  -150 円 (-16.4%) ストップ安   11:30現在
 など、4銘柄

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