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【材料】トラスト・テック---18/6期は営業利益が33.4%増、技術系領域が引き続き好調に成長

トラスト・T <日足> 「株探」多機能チャートより

トラスト・テック<2154>は10日、2018年6月期(17年7月~18年6月)連結決算を発表した。売上高が前期比51.9%増の653.63億円、営業利益が同33.4%増の42.97億円、経常利益が同32.7%増の42.28億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.5%増の25.69億円となった。

技術系領域(顧客企業の研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託事業)は、好調な輸送用機器や電気機器など当セグメントで比重の高い業種での社員配属が伸長した。また、注力分野であるIT系領域において、子会社の組織再編を行うなどIT・ソフト開発の社員配属が拡充した。

製造系領域(顧客企業の製造工程等における請負・受託・派遣の事業)は、業種別では輸送用機器及び電気機器からの受注が拡大し、また案件毎の利益確保や地元密着型営業による人員効率による労働生産性の向上など、前期から注力していた利益体質の強化が進捗し、セグメント利益率は向上した。

海外領域(日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業)は、主に新たに株式を取得した英国の人材派遣会社Gap Personnel Holdings Limitedの業績が寄与した。

2019年6月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比25.5%増の820.00億円、営業利益が同39.6%増の60.00億円、経常利益が同39.5%増の59.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同44.0%増の37.00億円を見込んでいる。

《NB》

 提供:フィスコ

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