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【通貨】外為サマリー:1ドル110円40銭前後へ下落、トルコリスクを警戒

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時過ぎ時点で1ドル=110円48銭前後と前週末午後5時時点に比べ20銭弱のドル安・円高で推移している。

 前週末10日のニューヨーク市場では、米国人牧師の拘束をめぐって米国との関係が悪化していることなどを背景にトルコの通貨リラが対ドルで急落した。このトルコリラ急落を受けユーロ安・ドル高も加速した。さらに、投資家のリスク回避姿勢が強まり、欧米株式相場は大幅下落となり、安全資産とされる米国債への買いが進み、米長期金利が大幅に低下したことから、ドル売り・円買いが進んだ。こうしたなか、ドルは一時110円51銭まで下落した。

 週明けの東京市場も依然、上値は重い状態。午前10時過ぎには110円50銭割れまで下落。先月9日以来、約1カ月ぶりの安値圏に売られた。トルコ情勢の先行き警戒感が強いなか、お盆休みを取る市場関係者も多く、商いが細るなか相場は一方向に値が飛びやすい展開となることも警戒されている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1378ドル前後と同0.0080ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=125円71銭前後と同1円10銭強のユーロ安・円高で推移している。




出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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