【市況】13日の株式相場見通し=前週末の欧米株安を嫌気して売り先行
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
10日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比196.09ドル安の2万5313.14ドルと3日続落した。トルコリラの急落に伴う地政学リスクの高まりを背景に、米株式市場は下落した。新興国市場への警戒感に長期金利の低下も加わり、シティグループやJPモルガン・チェースなど銀行株が安い。キャタピラーやボーイングなど資本財株も軟調。アップルやフェイスブック、アルファベット(グーグル)など主力IT関連株も値を下げた。半面、ウォルマートやプロクター&ギャンブルが高く、原油価格の上昇でシェブロンが上昇した。 ナスダック総合株価指数は、前日比52.672ポイント安の7839.110と9日ぶりに反落した。
日程面では、7月の訪日外国人客数(15日)、7月の貿易統計(16日)に注目。海外では、中国7月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資(14日)、米7月の小売売上高、米8月のNY連銀製造業景気指数、米7月の鉱工業生産・設備稼働率(15日)、米7月の住宅着工件数(16日)、米7月のCB景気先行総合指数(17日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)