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【通貨】スペイン中銀レポート、デジタル通貨が金融政策管理を支援【フィスコ・ビットコインニュース】


 スペインの中央銀行、Banco de Espana(BDE)は最近公表したレポートの中で、デジタル通貨が中央銀行による金融政策の管理を容易にするとの見解を示した。世界各国の中央銀行や政府が仮想通貨に関して、非常に慎重もしくは否定的な見方を示す中、異例な結果となった。

ブロックチェーンで、マネーサプライの監視を支援することが可能になると指摘。ただ、このレポートの楽観的な見解には欠陥もある。中央銀行がデジタル通貨をコントロールすることを特定していることだ。中央銀行が発行するデジタル通貨(central-bank-issued digital currencies:CBDC)の考えは、法定通貨のデジタル版。つまり、政府の規制に基づいて形成された通貨で、CBDCは他の仮想通貨と異なる。

BDEのエコノミストは、CBDCで通貨の変動をコントロールし、よりマネーサプライをコントロールすることが可能になると指摘している。デジタルは、紙幣発行に比べプロセスの短縮になるため、金利の管理を支援する可能性があるとした。

《KY》

 提供:フィスコ

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