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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ゲオHD、レーザーテク、昭電工

ゲオHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■ゲオホールディングス <2681>  1,717円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 ゲオホールディングス<2681>がストップ高。8日取引終了後に発表した19年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は売上高が644億2500万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は37億2400万円(同22.7%増)、最終利益は27億8100万円(同50.9%増)と高変化を示した。通期業績予想は従来見通しを据え置いているが、通期最終利益46億円(前期比30.5%減)に対する進捗率が60%に達しており、ポジティブサプライズとなった。

■澁谷工業 <6340>  4,190円  +700 円 (+20.1%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 澁谷工業 <6340> が続急騰。8日大引け後に発表した18年6月期の連結経常利益は前の期比8.8%増の98.8億円で着地。続く19年6月期も前期比4.2%増の103億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力のパッケージングプラント事業で国内向け飲料用無菌充填プラントが大きく伸びるほか、メカトロシステム事業では医療機器や半導体製造装置などの販売が増加し、10.0%の増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を40円→50円に増額し、今期も前期比10円増の60円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■KHネオケム <4189>  4,185円  +660 円 (+18.7%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 KHネオケム <4189> が急反騰し、上場来高値を更新した。8日大引け後、18年12月期の連結経常利益を従来予想の108億円→113億円に4.6%上方修正し、減益率が9.3%減→5.1%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。同時に発表した上期(1-6月)の同利益は前年同期比27.3%減の42.4億円だった。各事業分野で良好な市場環境が継続したものの、隔年で実施する大規模な定期修繕に伴い、販売を抑制したことなどが響いた。下期は機能性材料部門でエアコン用の冷凍機油原料や化粧品原料の旺盛なアジア需要を取り込むほか、基礎化学品の販売が想定より伸びる見通しとなった。

■GMOクラウド <3788>  3,940円  +595 円 (+17.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 GMOクラウド <3788> が急反騰し、年初来高値を更新した。8日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比47.4%増の7.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。インターネット通信の暗号化技術により機密情報などを安全に送受信するための「電子証明書」の発行枚数が海外を中心に大きく伸び、セキュリティ事業の収益が急拡大したことが寄与。広告宣伝費や人件費が減少したクラウド・ホスティング事業の採算改善も大幅増益に貢献した。

■SECカーボン <5304>  15,390円  +2,150 円 (+16.2%)  11:30現在
 SECカーボン <5304> [東証2]が急反発。8日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比18倍の36.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。電炉用黒鉛電極の世界的な需給逼迫や原料ニードルコークスの価格高騰を背景に、黒鉛電極の販売価格を引き上げたことが収益を大きく押し上げた。上期計画の49億円に対する進捗率は74.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の0.92%にあたる3万7700株(金額で5億円)を上限に、9日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充も好感されたようだ。

■テイカ <4027>  2,679円  +357 円 (+15.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は15%増益で着地」が好感された。テイカ <4027> が8月8日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比15.0%増の19.2億円に伸び、4-9月期(上期)計画の31億円に対する進捗率は62.1%に達し、5年平均の55.2%も上回った。
  ⇒⇒テイカの詳しい業績推移表を見る

■MS-Japan <6539>  7,910円  +1,000 円 (+14.5%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率8位
 MS-Japan <6539> がストップ高買い気配。8日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)が前年同期比93.2%増の3.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。新規登録者数の拡大を背景に、管理部門向けなどの人材紹介が大きく伸びたことが寄与。前期に実施した「Manegy」のテレビCM関連費用がなくなったことも増益の要因となった。併せて、9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■レーザーテック <6920>  3,700円  +420 円 (+12.8%)  11:30現在
 レーザーテック <6920> が続急騰。8日大引け後に発表した18年6月期の連結経常利益は前の期比14.9%増の57億円で着地。続く19年6月期も前期比13.9%増の65億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も半導体関連メーカーの活発な設備投資を背景に、主力の半導体マスク欠陥検査装置の好調が継続し、31.8%の大幅増収を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を30円→34円に増額し、今期も前期比5円増の39円に増配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■レオン自動機 <6272>  2,122円  +229 円 (+12.1%)  11:30現在
 レオン自動機 <6272> が急反騰。8日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比20.3%増の10.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。省人化ニーズの高まりなどを背景に、国内で大型の製パンラインの販売が好調だったほか、アジアでは中華まんなどの食品成形機の販売が大きく伸びた。貸倒引当金繰入額5.5億円を計上した食品製造販売事業の業績悪化を吸収し、大幅増益を達成した。

■アルプス技研 <4641>  2,569円  +254 円 (+11.0%)  11:30現在
 アルプス技研 <4641> が続急騰。8日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比15.5%増の16.6億円に伸び、従来予想の15.1億円を上回って着地したことが好感されたようだ。主力の技術者派遣を中心とするアウトソーシングサービス事業の収益が拡大したことが寄与。働き方改革の影響で稼働工数は微減したものの、稼働率が高水準を維持したうえ、稼働人数、契約単価ともに上昇した。

■富士ソフト <9749>  4,950円  +455 円 (+10.1%)  11:30現在
 8日に決算を発表。「上期経常は30%増益で上振れ着地」が好感された。富士ソフト <9749> が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比29.7%増の57.1億円に伸び、従来予想の44.1億円を上回って着地。
  ⇒⇒富士ソフトの詳しい業績推移表を見る

■ソディック <6143>  1,115円  +101 円 (+10.0%)  11:30現在
 8日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は98%増益」が好感された。ソディック <6143> が8月8日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は51.8億円となり、通期計画の80億円に対する進捗率は64.8%となった。
  ⇒⇒ソディックの詳しい業績推移表を見る

■クレハ <4023>  8,120円  +700 円 (+9.4%)  11:30現在
 クレハ <4023> が買い気配でスタート。8日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比50.3%増の34.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。リチウムイオン電池用バインダ-向け樹脂やシェ-ルオイル・ガス掘削向けPGA樹脂などが好調だった機能製品事業が収益を牽引。慢性腎不全薬や農業・園芸用殺菌剤の販売が伸びた化学製品事業も増益に貢献した。上期計画の50億円に対する進捗率は70.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■サンデンHD <6444>  1,653円  +125 円 (+8.2%)  11:30現在
 8日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は34%増益で着地」が好感された。サンデンホールディングス <6444> が8月8日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.8%増の22.6億円に拡大し、通期計画の70億円に対する進捗率は32.3%となり、5年平均の34.3%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒サンデンHDの詳しい業績推移表を見る

■昭和電工 <4004>  5,580円  +410 円 (+7.9%)  11:30現在
 昭和電工 <4004> が反発。8日大引け後、18年12月期の連結経常利益を従来予想の1315億円→1670億円に27.0%上方修正。増益率が2.1倍→2.6倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。今期業績の上方修正は5月に続き、2回目。需給逼迫を背景に黒鉛電極の国際市況が上昇し、黒鉛電極の販売価格が想定を上回ることが上振れの要因となる。前日終値ベースの予想PERが9.0倍→6.7倍に低下し、割安感がさらに強まったことも支援材料となった。

■宮地エンジ <3431>  2,340円  +400 円 (+20.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 宮地エンジニアリンググループ <3431> が買い気配でスタート。8日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比28.3%増の15.6億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の橋梁事業で手持ち工事が順調に進み、2ケタ増収を達成したことが寄与。利益率の高い工事が完了したことに加え、生産効率化やコスト削減の進展なども大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の23億円→40億円に73.9%上方修正。従来の36.3%減益予想から一転して10.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。併せて、期末一括配当を従来計画の40円→60円(前期は40円)に大幅増額修正した。前日終値ベースの予想PERが9.4倍→4.4倍に急低下する一方、配当利回りは3.09%に上昇し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■エナリス <6079>  613円  +100 円 (+19.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 8日、エナリス <6079> [東証M]に対してKDDI <9433> と電源開発 <9513> がTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を36.5%上回る1株700円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。なお、買い付けは11月上旬の開始を目指す。

●ストップ高銘柄
 エクストリーム <6033>  5,010円  +700 円 (+16.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エムティジェネックス <9820>  7,340円  +1,000 円 (+15.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 中村超硬 <6166>  1,890円  -500 円 (-20.9%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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