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【材料】シンバイオ製薬---2Qは売上好調のトレアキシンの、製品価値の最大化や製品ライフサイクルの延長策を講じている

シンバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより

シンバイオ製薬<4582>は7日、2018年12月期第2四半期(18年1-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比8.0%増の19.28億円、営業損失が13.24億円(前年同期は12.35億円の損失)、経常損失が13.77億円(同12.68億円の損失)、四半期純損失が13.88億円(同12.66億円の損失)となった。

売上に関しては、業務提携先のエーザイ<4523>を通して国内販売を行っている抗がん剤のトレアキシンの市場浸透が堅調に進んでおり伸長した。既存の「低悪性度非ホジキンリンパ腫」等に加え、「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」での臨床試験も進める等、トレアキシンの製品価値の最大化や製品ライフサイクルの延長策を講じている。また、注射剤に加え経口剤の開発も推進、免疫系への作用の評価をすべく準備を進めている。抗がん剤リゴセルチブナトリウムは、臨床試験を継続している。

利益に関しては、研究開発費は微減となったが販売費及び一般管理費、営業外費用も中長期を見据えた積極的な投資が続くために増加し損失が微増した。

2018年12月期通期の業績予想は、売上高が前期比22.0%増の42.01億円、営業損失が29.81億円、経常損失は30.44億円、当期純損失が30.56億円と事業進捗が予定通り順調なために期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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