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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 大平金、ホシデン、カチタス (3日大引け後 発表分)

大平金 <日足> 「株探」多機能チャートより

 3日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 大平金 <5541>   ★今期最終を7.7倍上方修正、6期ぶり60円で復配へ
 ◆19年3月期の連結最終利益を従来予想の5.5億円→42.3億円に7.7倍上方修正。ニッケル市況が想定を上回る水準で推移し、フェロニッケル製品の販売価格が上昇することが寄与。一方、主原料であるニッケル鉱石の価格は比較的落ち着いた推移で、原価上昇幅が抑えられることも上振れの要因となる。
  業績上振れに伴い、従来無配としていた今期の年間配当は60円で、6期ぶりに復配する方針とした。

 RSテクノ <3445>   ★上期経常を44%上方修正
 ◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の16.8億円→24.2億円に44.2%上方修正。増益率が5.2%増→51.7%増に拡大する見通しとなった。北京工場の生産性向上を背景にプライムシリコンウエハーの販売が伸び、売上高が計画を14.9%も上回ることが利益を押し上げた。

 JCU <4975>   ★4-6月期(1Q)経常は31%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比31.0%増の17.3億円に拡大して着地。中国や韓国でプリント配線板用めっき薬品の販売が好調だったうえ、自動車部品用めっき薬品も中国で伸びた。めっき装置などの手持ち工事が順調に進み、装置事業が黒字転換したことも増益に貢献した。

 ノリタケ <5331>   ★4-6月期(1Q)経常は59%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比59.1%増の25.4億円に拡大して着地。リチウムイオン電池や電子部品の設備投資が活発化する中、乾燥炉・焼成炉の販売が伸びたうえ、ベアリング・自動車向け濾過装置も大きく増加し、エンジニアリング部門の収益が拡大したことが寄与。セラミック・マテリアル部門で電子ペーストや電子部材などが好調だったことに加え、工業機材の業績伸長も大幅増益に貢献した。
  上期計画の37億円に対する進捗率は68.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 日特エンジ <6145> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は22%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比22.2%増の8.5億円に伸びて着地。省人化に対応する一貫ライン設備向けや電装化が進む自動車業界の車載モーター向けを中心に、自動巻線機の受注拡大が継続し、28.6%の大幅増収を達成したことが寄与。

 ピラー <6490>   ★4-6月期(1Q)経常は36%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.4%増の16.6億円に拡大して着地。半導体需要の拡大基調が続くなか、半導体製造装置向け樹脂関連製品の販売が拡大したことが寄与。
  通期計画の52億円に対する進捗率は31.9%に達しており、業績上振れが期待される。

 ホシデン <6804>   ★4-6月期(1Q)経常は96%増益・上期計画を超過
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比95.8%増の44.5億円に拡大して着地。コネクターやスイッチといった機構部品がゲーム機向けを中心に販売が伸びたことが寄与。円安進行で為替差益が増加したことも増益に大きく貢献した。
  上期計画の44億円をすでに1.3%上回っており、業績上振れが期待される。

ゴルドウイン <8111>  ★上期経常最高益予想を15%上乗せ、自社株買いも発表
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.4%増の10.7億円に拡大して着地。アウトドア関連ブランドの春夏商品の販売が直営店を中心に好調だったことが寄与。値引き販売の抑制や調達原価の低減なども大幅増益に貢献した。
  業績好調に伴い、上期の同利益予想を16.5億円→19億円に15.2%上方修正。増益率が7.4%増→23.7%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
  併せて、発行済み株式数の1.51%にあたる36万株を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。

カチタス <8919>  ★4-6月期(1Q)経常は39%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比38.5%増の22.1億円に拡大して着地。リフォーム中契約の促進や不動産仲介会社との協力体制強化に注力し、中古住宅の販売件数が1328件と前年同期に比べ14.3%増加したことが寄与。1月、2月に大雪の影響で販売が遅延した在庫を売却したこともプラスに働いた。

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