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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 新光電工、ネットワン、富士電機 (26日大引け後 発表分)

新光電工 <日足> 「株探」多機能チャートより

 26日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 新光電工 <6967>   ★4-6月(1Q)経常は4倍増益、通期計画を28%上方修正
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.1倍の42.8億円に急拡大して着地。半導体製造装置向けセラミック静電チャックやサーバー向けフリップチップタイプパッケージなどの販売が伸びたことが寄与。高付加価値品の売上拡大に加え、円安による為替差益の増加も大幅増益に貢献した。
  第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の76億円→97億円に27.6%上方修正。増益率が32.6%増→69.3%増に拡大する見通しとなった。

 システナ <2317>   ★4-6月期(1Q)経常は54%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比54.2%増の14.1億円に拡大して着地。注力分野の車載システムやECサイト開発などのネットビジネス、ロボット・AI・IoT関連の開発の受注が増加したほか、業務システムの引き合いも旺盛で、ソリューションデザイン事業の収益が拡大したことが寄与。

 MARUWA <5344>   ★4-6月期(1Q)経常は36%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.2%増の22.5億円に拡大して着地。自動車電装化の進展や旺盛な半導体需要を追い風に、セラミック部品の販売が伸びたことが寄与。差別化製品の売上増加のほか、生産性や歩留まりの改善による原価低減も大幅増益の要因となった。

 メディアF <6067> [東証M]  ★上期経常を3.3倍増益・最高益に上方修正
 ◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の1億0500万円→1億6000万円に52.4%上方修正。増益率が2.1倍→3.3倍に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。上期業績の上方修正は5月に続き、2回目。店舗巡回や推奨販売、デジタルサイネージで高付加価値案件の獲得が進んだことが収益を押し上げた。

 エスティック <6161> [東証2]  ★4-6月期(1Q)経常は55%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比55.3%増の3.9億円に拡大して着地。自動車産業の積極的な設備投資を背景に、国内で自動車用ネジ締め工具のハンドナットランナーやネジ締付装置の販売が大きく伸び、75.9%の大幅増収を達成したことが寄与。

 富士電機 <6504>   ★4-6月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の73.5億円に急拡大して着地。国内や中国の旺盛な自動化需要を背景に、産業分野向けパワー半導体の販売が拡大したうえ、低圧インバーターなどのFA関連も伸びたことが寄与。原価低減を進めたことも大幅増益に貢献した。

 ロランドDG <6789>   ★上期経常を一転19%増益に上方修正
 ◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の13億円→16.2億円に24.6%上方修正。従来の4.5%減益予想から一転して19.0%増益見通しとなった。サイン市場向けプリンターの販売が低迷したものの、人件費や広告販促費を中心に販管費が想定を下回ったことが上振れの要因となった。

 ネットワン <7518>   ★4-6月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の15.3億円に急拡大して着地。中央省庁の大型案件を受注したうえ、自治体向けセキュリティ対策やクラウド基盤のシステム構築案件が伸びたことが寄与。サービス部門の売上増加も大幅増益に貢献した。

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