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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

エーザイ <日足> 「株探」多機能チャートより

■ビジョナリー <9263>  142円 (-50円、-26.0%) ストップ安

 ビジョナリーホールディングス <9263> [JQ]がストップ安。25日、同社が投資事業組合アドバンテッジパートナーズなどによる9939万4700株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限1490万9200株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数は最大で1億1430万3900株と発行済み株式数の約50.5%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は8月1日から6日までのいずれかの日に決定される。

■エーザイ <4523>  9,989円 (-1,121円、-10.1%)

 東証1部の下落率2位。エーザイ <4523> が急反落。同社が米バイオジェンと共同で開発しているアルツハイマー型認知症薬のフェーズ2の結果が、製品化に向けた早期承認期待を後退させるものだったことから、株価はこれを嫌気する形で大きく売り込まれる格好となった。

■ファナック <6954>  21,115円 (-800円、-3.7%)

 ファナック <6954> が3日ぶり反落。同社が25日取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想の修正では、売上高を6342億円から6374億円(前期比12.3%減)へ、営業利益を1517億円から1594億円(同30.6%減)へ、最終利益を1377億円から1452億円(同20.2%減)へそれぞれ増額修正した。しかし、4-6月期はスマートフォン向けなど受注が減速傾向を示しており、これが嫌気された格好だ。また、米中貿易摩擦への警戒感が引き続き同社株にネガティブに作用している。

■ファストリ <9983>  48,520円 (-900円、-1.8%)

 ファーストリテイリング <9983> が4日続落。7月19日に5万4510円の年初来高値をつけた後急落に転じており、26日は一時4万8000円台を割り込む場面があった。同社株の下落は日経平均の上値を押さえる要因となっている。日銀がETFの購入配分を31日の金融政策決定会合で見直すとの観測が浮上しており、日経平均連動型の購入額を減らしTOPIX型を増やすとの思惑が、日経平均寄与度の高い値がさ株に売り圧力として顕在化している。

※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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