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【通貨】今日の為替市場ポイント:米国とEUの貿易戦争回避でリスク回避の円買い抑制も

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

25日のドル・円相場は、東京市場では111円38銭から111円13銭まで下落。欧米市場でドルは111円31銭から一時110円67銭まで下落したが、110円97銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は、111円を挟んだ水準で推移か。米国と欧州連合(EU)は貿易障壁を引き下げることで合意したことを受けて、目先的にリスク回避的な円買いはやや抑制される見込み。

25日に行われたトランプ米大統領と欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長との会談で、双方は自動車を除く工業製品に対する貿易障壁の撤廃に向けて取り組むことを合意した。報道によると、米国とEUは関税や政府補助金、非関税障壁の引き下げることについて、高官級の作業グループを立ち上げることで合意した。

また、今後の協議ではEUによる米国産大豆や液化天然ガスの輸入拡大、サービス、化学製品、医薬品、医療機器の貿易における障壁を少なくすることが議題になることが判明した。ただ、記者会見では自動車関税について直接的な言及はなかった。米商務省は自動車の輸入が安全保障上の脅威となるかどうか調査しており、年内に追加関税の導入を提言する可能性は残されている。

《CS》

 提供:フィスコ

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