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【通貨】BTC先物(7月限)期限に備える、利食い売りも【フィスコ・ビットコインニュース】


 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物7月限が27日に期限を迎える。期限に向けて、利食い売りが加速する可能性も警戒されている。歴史的に期限を迎える前5日間で平均7.89%下落する傾向にあるという。米証券取引委員会(SEC)がビットコインなどのETFを秋にも承認するとの期待を受けた中期的な買い意欲は相変わらず強いものの、短期的には伸び悩む可能性も除外できない。

CMEブループによると、ビットコイン先物は第2四半期、出来高で93%増、建玉では58%の伸びを示したという。CME先物は第3四半期も引き続き成長が予想されている。

ビットコイン投資の幅は広がったが、先物の創設が売り圧力になったとの意見も少なくない。ビットコイン先物創設以前、伝統的な投資家がビットコインを売り持ちにする手段はかなり限られていた。先物の創設によって、価格の下落に投機することも可能になった。

仮想通貨ビットコインは25日、2カ月ぶりの高値から反落。心理的節目となる1BTC=8000ドル(88万円相当)近辺を再び試した。

《KY》

 提供:フィスコ

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