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【通貨】ビットワイズ、ETFの登録をSECに申請【フィスコ・ビットコインニュース】


デジタル資産管理を手がける米・ビットワイズは24日、米証券取引委員会(SEC)に仮想通貨上場投資信託(ETF)の登録を申請したことを発表した。一部報道によると、複数のデジタル資産をトラックするETFの申請は今回が初めてだという。

この新しいETFは、「ビットワイズ・HOLD10・クリプトカレンシー・インデックスファンド(Bitwise HOLD10 Cryptocurrency Index Fund)」と呼ばれる。ビットワイズHOLD10インデックスは、仮想通貨市場で時価総額トップ10の仮想通貨の時価総額加重指数を含んでおり、これによって市場全体の時価総額の約80%を網羅することになるとビットワイズ社は説明している。

ビットワイズのリサーチ部長であるマット・ホーガン氏はフォーブスの取材の中で、SECが仮想通貨ETFを許可する方向に動けば、マイナス面もあるが総合して判断すれば投資家保護にとってプラスになるため、このように規制下にある仮想通貨関連の投資商品がもっと投資家にリーチできるようになることを望むと発言している。

ETFを巡っては、SECが米運用会社ディレクシオンの提出しているETFの承認可否を今秋に延期する見込みであることが明らかとなっている。これはニューヨーク証券取引所(NYSE)でETFが上場される最後のステップの一つといわれており、承認可否の決定は9月21日に発表されるようだ。

市場ではETF承認が期待材料視され、24日のビットコイン価格は8000ドルを突破した。一部関係者の話では、ビットコインETFが承認を受けるのは「ほぼ確実」との声もある。ETFが承認されればビットコイン市場は上昇することが見込まれるが、昨年12月にCMEやCBOEがビットコイン先物取引を開始した際のように、いったん承認されたのち、反落を警戒する市場関係者もいる。

《HH》

 提供:フィスコ

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