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【通貨】BTC、2カ月ぶり高値更新、SECが8月にもBTCのETFを承認するとの期待【フィスコ・ビットコインニュース】


 仮想通貨ビットコインは24日、心理的節目となっていた1BTC=8000ドル(88万円相当)を突破し、2カ月ぶり高値を更新した。6月に付けた年初来安値から40%以上回復した。米証券取引委員会(SEC)が早くて8月にもビットコイン関連のETF上場を承認するとの期待が強まった。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)が6月26日に、ビットコインETF申請書をSECに提出。ETFの商品名は「SolidX Bitcoin Shares」で、ヴァン・エック社(VanEck)とソリッドX社(SolidX)が提供するようだ。さらに、Bitwise Asset Managementは24日、仮想通貨インデックスファンド、Bitwise HOLD 10 Cryptocurrency Index Fundの販売承認を得るための申請書類を. SECに提出したと報じられている。

世界最大の運用会社ブラックロックもフィンク会長が「ビットコインに興味を示している顧客はない」と、慎重な発言をしているかたわら、数年前から作業グループを立ち上げ、ビットコイン先物に投資するかどうかを研究していると報じられている。この報道を受けて、同社がビットコイン関連のETF販売に動くとの思惑も根強い。

加えて、世界各国の当局の取り締まり強化への警戒感が年初からのビットコインを含めた仮想通貨の売りに拍車をかけてきたが、ここ数カ月、当局や中央銀行による仮想通貨取り締まりの断固とした方針が出されていない。このため、投資家間に安心感が広がったようだ。

《KY》

 提供:フィスコ

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