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【市況】24日の株式相場見通し=円高一服を好感し買い先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は、外国為替市場での円高一服商状を好感して、買いが先行する展開となりそうだ。24日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円40銭台と、前日夕刻と比べて円安・ドル高が進行しており、輸出関連銘柄を中心に買い支援材料となりそうだ。

 23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比13.83ドル安の2万5044.29ドルと小幅に3日続落した。NYダウは小幅に下落したが、金利上昇を受け金融株が買われたほか、IT関連株も堅調となりナスダック指数が上昇した。日銀の金融政策変更観測もあり、米長期金利は2.95%に上昇。これを受け、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が値を上げた。アップルやフェイスブック、マイクロソフトなどIT関連株も堅調だった。半面、キャタピラーやボーイングなど資本財株は安い。取引先の部品メーカーなどに支払い済み代金の一部返還を要請していると報じられたテスラが売られた。ナスダック総合株価指数は、前日比21.675ポイント高の7841.873と4日ぶりに反発した。

 日程面では、スマートフォンゲームアプリの開発・運営を手掛けているバンク・オブ・イノベーション<4393>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、6月の全国百貨店売上高、6月の全国スーパー売上高、2020年東京五輪開幕まで2年に注目。海外では、米5月のFHFA住宅価格指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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