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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、4-6月期消費者物価指数に注目

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■弱含み、米ドル安・円高の相場展開の影響受ける

先週の豪ドル・円は弱含み。19日発表の6月の豪雇用者数が正規雇用を中心に大幅な増加となったことを好感して、豪ドルは一時84円に迫る場面があった。しかしながら、米中貿易戦争への懸念が再燃したことやトランプ大統領がドル高をけん制し、米ドル・円相場が週末前に円高方向に振れたことから、対円レートは一時82円台前半まで反落した。取引レンジ:82円21銭-83円93銭。

■底堅い展開か、4-6月期消費者物価指数に注目

今週の豪ドル・円は底堅い展開か。4-6月期消費者物価指数が注目される。前期まで豪準備銀行(中央銀行)のインフレ目標レンジ(2-3%)下限割れの状態が続いていたが、今回は2%台への上昇が予想されており、豪ドル買いになる可能性がある。ただ、米中貿易摩擦が激化し、中国経済の減速や資源価格安による豪経済への打撃が警戒されていることから、リスク選好的な豪ドル買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・25日:4-6月期消費者物価指数(前年比予想:+2.2%、1-3月期:+1.9%)

予想レンジ:82円00銭-84円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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